暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0424話
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が真実だと先の大戦で明らかになった。そしてその女王の血を引く唯一の存在がネギ。

「つまり、ネギさんは存在自体が唯一無二の重要性を持つ事になるです」

 ……なるほど。今は滅びたオスティア王家の血を唯一継ぐ者、か。ネギが王族の血を引いているというのは舞踏会が始まる前にラカンがアリカの息子だと暴露していったからそれ程不思議でもないが……そう言えば、ラカンはどうしたんだ? トイレに行くとか言って消えてから姿を見せないが。
 まぁ、あのラカンだ。何か突拍子も無い事をしてるんだろうけど。

「そう言えばその王家の何とかって映画に出てたよね」
「うん。黄昏の姫君とかなんとか」

 明石の言葉に大河内が頷く。
 ……待て。黄昏の姫君。姫君? それはつい最近どこかで聞いた名称のような……
 そんな風に考えている間にも話は続き。

「あー、あったあった。サウザンドマスターが姫子ちゃん言うとった奴やろ」
「そうそう、今の映画で謎の姫子ちゃんの本名が出てて驚いたよね。アスナ姫とか」

 小太郎と早乙女が何気なくそう呟いたその時。

「っ!?」

 桜咲、近衛、そしてカモの2人と1匹が明らかに顔色を変えたのを見てしまう。
 なるほど、そうなると黄昏の姫巫女=神楽坂な訳か?

「えっ!? わ、私がお姫様? あ、でも渋くて格好良いおじ様とかが騎士団長とかだったらお姫様もいいかも?」

 そして神楽坂自体は何も気が付いていない、と。

「どうもー。皆さん、いかがでしたか?」
「バッチリだぜさよっち!」

 そんな風に考えていると、相坂が姿を現す。話を聞く限りでは、朝倉が持っていった相坂の依り代として使っている人形を通して相坂の霊体を介してあの会合を覗いていたらしい。……やるな、朝倉。さすが麻帆良パパラッチと呼ばれるだけの事はある。

「さよちゃん、ネギはどうしたの?」
「その、今は仲間になれってあの眼鏡の偉い人が。3分だけ待ってやるからその間に決めろって」
「うわっ、世界を半分やろうとか3分だけ待つとかとことんラスボスフラグ立ててる人ね、あの眼鏡」

 苦笑を浮かべながら美砂が呟き、その隣では円やら早乙女やらが同意して頷いている。

「まぁ、あのネギが大人しくそんな奴の仲間になるとは思えないけどな」
「だよね、アクセル君もやっぱりそう思う? ならここから脱出する準備を整えておいた方がいいようね。交渉が決裂したら間違い無く荒事になるわよ。賞金首を解除するっていうのも無しになりそうだし。ほら、ユエ。あんたもいつでも行動を起こせるように準備しておきなさいよ」
「え?」
「馬鹿、麻帆良に帰るのよ」
「ちょっと、貴方。さっきからユエさんに馴れ馴れしすぎますわよ。それにユエさんはアリアドネーでもその……」
「お
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