第六話 発足会と妖精王
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るのにこういう時だけなんていうか……大人びているって言うか真面目って言うか…(ヒソヒソ」
「ああ、こいつはつかみ所が無いんだよ……実力は凄いんだが…性格がな……(ヒソヒソ」
「おいコラ聞こえてるぞ。お前ら二人相手に直結対戦してやろうか」
「「すみませんでした?」」
「冗談だよ。好きでも無い奴に直結する訳無いだろ」
「えっ?わ、私の場合は……?直結したって事は…その……」
【オレンジ】は顔を真っ赤にしながら俺の横でモジモジとしている
「何をモジモジしてんだ?顔も赤いぞ、熱でもあるのか?」
と俺が顔を近づけると
「ひゃっ?か、顔近いよ!」
バッシーン?
ビンタされた……
「痛い……」
何か反応が昔のレビィみたいだな……
「さて、俺は帰るかね……と言いたいが【黒】、送って帰る」
「あ、先輩。それくらい僕が……」
「いくらニューロリンかーとかで防犯が出来ているとはいえ暴漢が出ないとは限らん。君はその時守れるかい?」
「……すみませんリアルでは非力です……」
「ハルユキ君には悪いが私もレインに送ってもらった方が安心出来る」
「そーそー、レインは私の部屋に来た強盗をフルボッコにして屋上に吊るしたんだから」
「あ、あの事件先輩が犯人だったんですね……」
「当たり前だ。俺の【オレンジ】に怪我させてたら吊るすくらいで済まさなかったがな」
「お、俺の?」
「変なとこに反応するな」
「言い方が悪いんじゃない。期待させないでよ……」
「あ?何だって?」
「何でもない!ほら、レインもマスターも帰るよ!」
「おう」
「邪魔したなハルユキ君」
「あ、僕も帰るよ。じゃあねハル」
「あ、レイン先輩、今日はありがとうございました」
「何時でも言いな。協力してやるから」
「はい!」
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