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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第167話】
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撃らしい。
だが、そこまで精度が高くなく、多角的軌道を描く事が無かったのは幸いだったとセシリアが言っていた。
……あの弾幕でセシリアのビット並のオールレンジ攻撃をされていたら、確実に全滅していただろうし。
そんな中、此方の火線を集中させ、足止めした隙に俺、美冬、鈴音による近接戦闘によって大幅なダメージを受けた福音。
その後に放たれた光弾による苛烈極まる弾幕でセシリアのパッケージが大破、シャルのパッケージも中破、ラウラも大きくダメージを受け左目の【越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)】の機能を解放して戦う始末。
一方の鈴音も少しダメージを受けていたが他の三人程ダメージを受けていなかったのは火線が遠方の四人に向いていたからかもしれない。
未来に関しては、脚部から展開した粒子反射板の機能を最大限に使い、相殺させていったが他の子の援護防御まで出来る状態ではなかった様だ。
そして苛烈極まる弾幕がピタリと止まると、一番近くに居た美冬に狙いを定めた福音は肉薄、翼で包み込もうとした。
その光景を見た俺は咄嗟にこれまで何百回と失敗してきた【瞬時加速】をこの土壇場で発動――成功すると同時に二機の間に割って入り、美冬を庇うように俺が福音の四枚の翼に包まれるように抱かれた。
その後は皆から聞いたのだが辺りが眩い閃光に包まれた一瞬、四枚の翼が四散し淡い緑を放つ球体から俺が現れて【第二形態移行】した村雲・二式【森羅】を纏っていたとか。
皆には一瞬の出来事だったのだろうが、俺には長く感じた一時だった。
翼に包まれ、閃光が視界を覆ったと思えばいつの間にか見知らぬ場所に立っていた。
その場所で謎の女の子の声に導かれる様に俺は霧の中を進んでいく。
暫くするとその謎の女の子が姿を現した。
彼女の名前は【ムラクモ】。
本名は機体名に由来しているため、フルネーム呼びすると怒る。
そんな感じでコアとの対話を果たした俺はムラクモに【何故貴方がこれまで皆の様に空を飛べなかったか】の理由を聞かされる。
無意識化で俺がISを嫌っていたのをコア・ネットワーク経由で全コアに知り渡ってムラクモ自身も力を貸す気になれなかったとか。
だが、その考えも俺がこれまでやってきた事を見ていたのか心変わりし、ラウラがセシリア達をいたぶっていた時の事をきっかけに力を貸してくれる様になった。
そんな説明を聞き、その後【福音を倒せる力】を授けようとするムラクモだったが俺はそれを断った。
あの時には既に倒すのではなく福音も助けたいと思ったからだ――そう思わせたのは、ムラクモと対話を果たしたからだろう。
その力を断ると今度は【皆を救う力】を俺に授けた。
そちらを
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