追想〜飛び立つ思い〜
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ーナ」
じわりと空間に『滲み』が出来、そこから黒いコートを着た少年と長髪を一つに纏めた痩身の男が現れた。キリトとクラディールである。二人は妹であるリーファの心配をして、隠蔽スキルでさりげなく見守っていたのだ。
「ま、もう大丈夫だろ。な、クラディール?」
「ああ。もう大丈夫だろう。リリーナもすまなかったな。大変だったろ」
「良いのよ。相談してくれるってことは、私は大人の女と思われてるってことだしね。」
「てかちょっと待て。フレンド欄見てみたけど」
いつの間にかメニューウィンドウを開いていたクラディールが二人にフレンド欄を見せてくる。フレンド同士で、どこにいるかは確認出来るのだ。レコンの位置は・・・・・・幸いにもユグドラシルシティの付近だが、どうも現在いる場所は高位ダンジョンのど真ん中だった。
「おい、ここって最近脱領者が溜まり場にしてるっていう・・・・・・」
「・・・・・・追うわよ」
「急ぐぞ!」
青色と薄墨色の翅を震わせ、三人はリーファを追って飛び立った。
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