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ボンゴレ雪の守護者は可愛い天使!?
三話

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教会。 普段ナックルがボンゴレアジトと並行して勤務している施設である。
 牧師でもある彼は、ここで神に仕える仕事をしており、それなりに神聖なものに
 敏感であるとときどき実感することがある。


だけど、まさかこんなものまで見えてしまうとは彼でも思ってもみなかった。


教会前に、翼が血にまみれてぼろぼろになった天使が倒れていたのである。


ナ「いやいや、まさか天使なんている訳ないだろう。きっと最近いくつかの
抗争が連続で起こっているから疲れてるんだ、きっと」

そうだそうだ、と繰り返し教会の中へ入り、出直すことにした。

しかし果たしてそこにはさっきと変わらぬ天使が横たわっていた。


ナ「気のせい、ではないのか・・・・?」

街の人は知らぬふりをして通り過ぎていく。

ナ「(俺にしか見えていないのか?)」

そんなまさか、ありえない。そう首をひねっていると・・・


  『ナックル。こんなところで何してるんだ?』


ナ「プリーモ・・・・実は、、、」

少し考えた後、思い切ってこう切り出してみた。

ナ「プリーモは、天使を信じるか?」

プ「いや、あまり信じていないが・・・・どうしてだ?」

ナ「いや、やっぱり俺がおかしいのかもしれないが・・・ここに、天使が倒れてるんだ。
やはり俺にしか見えないみたいだが、信じろという方が無理だな」


プ「信じる」


ナ「なっ!?じゃあお前も見えるのか?」

プ「いや、俺には気配なら感じられるが、天使は見えない。だけど、お前は嘘をついていない。
だから信じる」

当然の答えに思わず顔がほころぶ。

ナ「いつもの勘、か?」

プ「ああ。  で、その天使だが俺が連れ帰ろう。お前、まだ仕事中だろ」

ナ「いや、でも見えないんじゃ・・・」



リン「う・・・・んん?ここ、どこ?」


ナ「目が覚めたか!!」

リン「え・・・?あなた、人間なのに私が見えるの!?」

ナ「ああ。ちなみに、あいつにも気配だけだがお前が分かるそうだ」

リン「気配だけ・・・?」

試しに、お〜いと手を振ってみるが反応がない。

リン「本当だ・・・あっ、でも見えるようにはできます!」


と、リンは翼以外を力を調節して人間にも見えるようにした。
すると、先程まで反応のなかった男性が驚いた様子でこちらを見ていた。

リン「私が、分かりますか?」

プ「ああ。・・・お前、名前は?」

リン「リン。」

プ「そうか。俺はジョット。よろしくな、リン」



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