第三話「サッカー/SOCCER」
[7/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
…』
「元を探せばいいんだね?」
すると、なのははレイジングハートで周りに円を描くと、彼女の足元には魔法陣が浮かび上がった。
「リリカル…マジカル!探して?最悪の根源を!?」
レイジングハートは起動し、まるで探知機のような働きで杖から光が飛び散り、大木の周辺へと散っていく。
「……コアユニット捜索開始せよ…!」
一方僕は、ひとりでに口からアーマーへと支持を送っていた。
『タケル…!そんな、Xアーマーにこれほど強度なレーダー機能は……』
本来、モデルXには専用のパーツを装備しなくてはこれほど重度な探索は不可能なのに、タケルは自分も教えたことのない動作方法を口に唱え、捜査していた。
「ユニット検察……場所は……?」
僕の視界はまるでターゲットを探すロックオン場面へと切り替わり、そこに映るカーソルが大木の木々や無数の根を探しまわった。そして数秒後、僕はこの木々の中で一番高く聳え立つ大木の天辺付近を目にする。
そこには黄色い眉が埋め込まれ、中にはあの二人が閉じ込められていた。しかし、その大木の根元には閉じ込められた二人以外にも三人の人影が見えたのだ。その三人は……
「い、委員長達!?」
僕は咄嗟に叫んだ。なんと、委員長達がジュエルシードに寄ってイレギュラー化した
大木の根に囲まれて倒れていた。
『なに!?一般人が?』
モデルXは驚き、僕は彼らを助けるために駆けだす。
「なのは!僕があの三人を助けるから、それまで待っていて!?」
「わ、わかった!」
バスターで立ち塞がる根を排除し、道を作って三人のもとへ突っ込んで行く。
「三人とも!しっかりして!?」
ようやく根元まで来た僕はバスターで檻状に群がる根を壊して三人を担ぎあげる。ロックマンであるときは通常の倍の怪力を得るため牛島君でも軽く持ち上げることが出来る。そのまま僕は三人を抱えて根元から脱出し、安全な場所へ一先ず運んだ。
「なのは!今だ!!」
僕の叫びになのはのレイジングハートは鳥のように白い翼を広げ、先からは強烈なエネルギー派を集結させる。そして、僕もこの場からバスターを根元周辺の群れへと向ける。バスターも同じように眩い光がバスターの先へ集められていく。
「なのは!僕がフルチャージで邪魔な根を排除するから!?」
「お願い!タケル君!!」
限界まで達したチャージを僕は目標へ向けてロックオンする。
『まさか……この威力はフルチャージショット!?かつてオリジナルの彼しか編み出すことが出来なかったあの技を!?』
モデルXは予想もしないタケルの才能に目を丸くした。
「ターゲット捕捉!行け……フルチャージショットおぉ!」
僕が放つフルチャージショットに続き、なのはの魔法弾も撃ち放たれた。
僕のフルチャージショットが立ち塞がる巨大な根を薙ぎ払い、そしてなのはの魔法弾が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ