9部分:第九章
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人達を見た。いずれもメイドの服を着た若く美しい金髪の娘達であるがやはり無機質な感じであった。表情が一切なく必要な動き以外は全くないのだ。それには呼吸さえ含まれていた。呼吸すらも乏しいように見えるのだ。
「彼女達がいてくれるのにこうしたことを言うのはいけませんよね」
「まあそうですね」
それに本郷が応えた。
「一人でいるよりは何人かでいる方が遥かにいいものです」
「それはわかっているつもりですが」
「わかっておられればそうは思われないことです」
今度は役が言ってきた。
「それで宜しいでしょうか」
「わかりました」
表情のないまま役の言葉に答えるエルザであった。
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