少年は剣の世界で城を上るようです 第二層
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・・・エギル(SAOに黒人が二人もいなければそうだろう)の言葉に、馬鹿は舌打ちをして下がった。
エギルも用が済んだと、自分の席へ戻って行った。
「さぁ、問題が解決した事だし、今日は決戦前夜と言う事で飲もう!勿論、俺の奢りだ!!」
ディアベルの太っ腹な言葉に集まったほぼ全員と調子良く馬鹿も諸手を挙げ、肩を抱き合いながら広場を去る。
俺はと言うと、若者達を見送りノワール達がまだ狩りをしているであろうダンジョンへ戻る。
バシャァッ!
「あらシュウ、お帰りなさい。雑魚を倒す算段は終わったのかしら?」
「や、皆で頑張ろうぜって事で作戦も何も無しに飲みに行ったよ。全く、楽観視し過ぎだ。」
「・・・死んじゃっても、自業、自得。」
バシャバシャァッ!
ピンピロリロリン♪
軽快な音と共に、三人のレベルが上がった。一人だけ街に行ってる間もパーティを組んでいられるようで、
これで全員、レベルが19になった。
SAOではSTR、VIT、AGIDEXのステータス値が設定されており、
STRは攻撃力と武器装備の容量が、VITは防御力と体力が、AGIは攻撃・移動速度が、
そしてDEXはスキル硬直時間減少とクリティカル率(攻撃ヒット時、確率で攻撃力1.5倍ボーナス)が上がる。
ボーナスは3〜5ポイント。ノワールとアリアも毎回同じ数値だったから、ランダムではないのだろう。
俺はSTR優先で2、AGI1〜2、DEX0〜1で毎回振っていたので、完全な特攻脳筋状態。
対するノワールは速度最優先3のSTR・DEX0〜1で完全な速度重視。
そしてアリアはDEXとVITを均等に、余った分をSTRに振っている感じだ。
「あらまぁ、とうとう経験値入らなくなっちゃったわ。さっさとボス倒さないからよ?」
「まぁ仕方ないわなぁ……明日までの我慢だ、休める時に休んどこうぜ。」
「・・・おやつ、おやつ。」
第一層の最奥のモンスターともレベル差が開きすぎ経験値が入らなくなってしまったので、フードをかぶって
宿屋へ全員で帰る。・・・他のプレイヤー、明日ボスと戦おうと言う連中でさえレベル5かそこらだろう。
別に他プレイヤーとの格差を気にしている訳でも無いからどうでもいい事だが。
「あーあ、少しでも楽しくなればいいけどなぁ。」
「……自重しないと無理なんじゃないかしら。スリルも無くなっちゃうだろうし。」
ノワールの言う通りだが、その危惧も明日まで。何故なら、第二層からは遠慮する気も無いからだ。
今の内に自分の絶対さに高笑いするがいい、ボス共よ。明日から始まるのは蹂躙だ!
「フハハハハハ
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