少年は加速するようです Round2
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Side 愁磨
――【YOU WIN!!YOU CAN UP TO LEVEL 2】
「フ、フフフフフ………ようやく、ようやくレベルが上がるわ……!!」
「うーんうーん、頭痛いよぉ〜……。水………。」
リアル時間で五時間、ようやくレベルが2へ上げられる状態になる。その間ぶっ続けで戦わされた俺は、
台所へ涼と潤いを求めに向かう。
2対2ばかりは当然出来なく、1対1もフルに使い、さっきの戦闘で得た25ポイントで合計215ポイント。
―――元々常人などが相手に出来る俺たちではないとはいえ、そこは脳の速度も重要な世界。
俺達のアバターのポテンシャルが初期故の低さと言う事もあり、なかなかスリリングな戦いが楽しめる。
1〜3にも筋のいいのが多く、4〜5辺りになると、常に攻撃を当てても相手が防御重視でなくとも、
削り切れないどころか4〜5割残す事もしばしば。そのせいでノワールはヒートアップ、修羅の如く。
「シュウー!あなたもさっさとレベル上げちゃいなさーい!今日中にLv3まで上げるんだからね!」
「はいはい………。」
急かされ、レベルアップボーナスを見つつ居間に戻る。
攻撃力・速度・防御力などの基本値は勿論、状態異常攻撃減少値・耐斬属性値だの、耐液体攻撃値まで、
多岐にわたる値が示されている。尤も、これらはLvアップで増える物であってステ振りは出来ないのだが。
そして、それを横にスクロールすると、オウカのステータス画面になる。が、ボーナス値を入れる事は出来ない。
試しに俺のステータス画面で必殺に振ってみてオウカの画面を見ると、何故か経験値が入っている。
振った分から逆算すると1ポイントで23/100だ。
ステータスも同時に上昇してはいるが、絶対値が低いのでレベルで現すと0.2と言った感じだ。
「ん〜、ならまずは必殺を6上げてレベルアップ!後は必殺ゲージ使用量減少……いや、"併用能力"習得に
3するか。で、残りは必殺ゲージ上昇率アップ……ん?」
「随分あの妖精……オウカちゃんに注ぎ込むのね?」
「んー、オウカにもレベルあるのが気になるんだよなぁ。と言うか、項目が増えた。」
俺、"ティアシェ・フェアリィ"側のステータス欄に、"召喚物"の項目があるのだ。
そこに前からあった"ブースト"、"シールド"、"テンタルカノン"、"併用習得"、"使用ゲージ減少"の他に、
新たに"アクセル習得"と"ナイト・フェアル・バスタード"の項目が追加されていた。
残念ながら"アクセル"の方は効果を見る事が出来ないので、残ったポイントで7割ほどまで習得させておく。
「ちょっとシュウ、ここだともう
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