少年は加速するようです Round2
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!!
「まぁね!!」
余裕なティアシェに空中コンボを始める。頭上からのラッシュ、後ろに回って踵落とし、回し蹴り、
そのままラッシュ!しかし、それをもあり得ない様な速度で受け、流し、反撃すらして来る。
「フフッ♪」(ガシッ!
「なっ、しま―――『とりゃあああああああああああああああああ!!』」
ズンッッ!!
両腕を掴まれ、そのまま投げられるかと思ったけれど、空から降って来た妖精に背中を刺される。
ナイフが深々と刺さり、HPが残り5%程度になり―――
「『せっやあああああああああああああああ!!』」
ドドガッ!!
「が……。」
蹴りと斬り上げで、残りのHPが吹き飛んだ。
………
……
…
「うう………。」
「わーい!勝ったー勝ったー!!」
「な、なんなんだ、この子は……?」
「楽しむ事はいい事よね、ええ。」
対戦が終わると、絶対零度の視線を投げかけて来るセンパイだったけれど、
飛び跳ねるティアシェさんを見て僕がガックリ膝をつくと、困惑した表情でラギアさんと話していた。
「それじゃかーえろ♪バイバイ、二人とも。」
「あ、ああ。それではな。」
「さ、さようなら……。つ、次は勝ちますからね!」
ケタケタ笑いながら去って行く妹さん、クスクス笑いながら去って行くお姉さん。
そして、それを見送るとセンパイを送り―――
ガッ!
「私とも、戦ろうか。無論、直結でな。」
肩を掴まれ、直結。
・・・その後、センパイが帰ったのは5分後、対戦回数にして・・・考えたくなくなるほど苛められた後だった。
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