暁 〜小説投稿サイト〜
少年は旅行をするようです
少年は加速するようです Round2
[10/10]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
!!
「まぁね!!」


余裕なティアシェに空中コンボを始める。頭上からのラッシュ、後ろに回って踵落とし、回し蹴り、

そのままラッシュ!しかし、それをもあり得ない様な速度で受け、流し、反撃すらして来る。


「フフッ♪」(ガシッ!

「なっ、しま―――『とりゃあああああああああああああああああ!!』」
ズンッッ!!


両腕を掴まれ、そのまま投げられるかと思ったけれど、空から降って来た妖精に背中を刺される。

ナイフが深々と刺さり、HPが残り5%程度になり―――


「『せっやあああああああああああああああ!!』」
ドドガッ!!
「が……。」


蹴りと斬り上げで、残りのHPが吹き飛んだ。


………
……



「うう………。」

「わーい!勝ったー勝ったー!!」

「な、なんなんだ、この子は……?」

「楽しむ事はいい事よね、ええ。」


対戦が終わると、絶対零度の視線を投げかけて来るセンパイだったけれど、

飛び跳ねるティアシェさんを見て僕がガックリ膝をつくと、困惑した表情でラギアさんと話していた。


「それじゃかーえろ♪バイバイ、二人とも。」

「あ、ああ。それではな。」

「さ、さようなら……。つ、次は勝ちますからね!」


ケタケタ笑いながら去って行く妹さん、クスクス笑いながら去って行くお姉さん。

そして、それを見送るとセンパイを送り―――

ガッ!
「私とも、()ろうか。無論、直結でな。」


肩を掴まれ、直結。

・・・その後、センパイが帰ったのは5分後、対戦回数にして・・・考えたくなくなるほど苛められた後だった。

Side out

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ