少年は加速するようです Round2
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Side ハルユキ
センパイを送ろうと立ち、送ろうとした所で・・・謎の二人の方を見る。
と、お姉さん(?)の方が気を利かせてくれて、同じように立つ。
そして、何を血迷ったのか妹さん(?)の方は立つと、僕に直結してくれやがり、そして―――
――【FIGHT!!】
「なんで!?どうして!?」
「えーっ、折角なんだから対戦くらいしとかないと、ねっ!!」
ビュンッ!
「うわわっ!?」
頭を抱える僕を一切無視して、殴りかかって来る。それを何とか避け、仕方なく対戦の思考に切り替える。
避けた手をそのまま掴み、投げ飛ばす!
「おわわ、っと!!」
ゴッ!
「ガッ!?」
背負い投げの要領で投げ飛ばすと、手を離した瞬間ネコの様に空中でクルンと回り、そのまま蹴りを放って来る。
ど、どんな運動神経してるんだ!?
「あたぁーー!!」
「どわっ、でやぁ!!」
着地したしゃがんだ状態で放たれる足払いを軽くジャンプして避け、ライダーキックを撃つ。
「あ・ま・い・ぞーーーーー!!でりゃあ!!」
「うわぁぁああぁああぁあああああああ!!」
ドッガアアアアアアアアアアアアアアアアア!
当たる!と思った足を掴まれ、一回転。ジャイアントスイングの様に投げ飛ばされ、建物に激突する。
チカチカする頭を振り、何とか立ちあがる。
「(以外と力がある……!けど、純粋な近接格闘しかしてこない……?)」
「はぁああああああッッ!!」
「ッ!っだあああ!」
ビュンッ!
思ったよりも破壊ボーナスが入り、必殺ゲージが溜まる。
向こうから同じくライダーキックして来たのを高速でフィンを広げ、1m程急速上昇して避け、そのまま外へ
出て限界まで上がる。避けられた妹さんは当然建物の中へ突っ込んで行った。
「あったたた………。」
建物からガラガラ音を立てて出て来るほぼ白いアバターを確認し、急降下!
ゴォッ、と耳の横で風が唸り、すぐに地上へ到達する。
「せっりゃああああああああああああああああああああああああ!!!」
「あっ、くぅ!?」
ドッガアアアアアアアアアアアアアア!
急降下して来る僕の姿を見つけ、左手の円盤――恐らく盾――を翳して防御するも、
トラックに轢かれた様に吹っ飛んで行き、さっきよりも激しく建物に突っ込んで行く。
HPバーを見ると、こちらは2割減り、あっちは6割以上減っている。
が、必殺ゲージはこちらが2割程しか溜まっていないが、あちらは既に100%近く溜まっている。
ドガァ! バゴッ! ドッガァァア!!
「うわっ!?」
「――――
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