暁 〜小説投稿サイト〜
少年は旅行をするようです
少年は加速するようです Round2
[6/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、技名が轟く。鋏の様に煌めいた剣をノワールは辛うじて避けはしたが、持っていた剣は断ち切られ、

半分以下の長さとなる。


「侮っていた、よ……。まさかLv2にここまで良い様にされるなんてね。」

「フン、油断大敵って昔から言うでしょう?」

「ああ、改めて肝に銘じておくよ。さて、たーっぷり必殺ゲージも溜めて貰った事だし……。」


キィィィィ―――!と両手の剣だけでなく、両足までが光り出す。そして、高らかに技名が轟く。


「≪デス・バイ・ダンシング≫!!!」
ギャギャギャギャギャギャギャィィィィィィィィィン!!
「こ、のぉおおおお!」


壮絶な、両手両足の剣による乱舞。それをノワールは全て受け切った・・・・様に、見えた。

立ち位置が代わり、二人が剣を振り抜いたまま止まる。

―――次の瞬間、ノワールのHPがギュゥン!と凄いスピードで減って行く。


「そ、んな………!」

「残念だが、これをただ受ける事は不可能なのだよ。」


ノワールはドッ、と膝をつき、そして――――


「生意気、ね……。」
パキャァン―――


HPが0になり、蒼黒のアバターが結晶が砕け、対戦は黒いアバターの勝利となった。

………
……


「全く……何よ、あの攻撃は。全部受けたと思ったら、全部剣も槍もすり抜けて来たわよ。」

「………あれは剣が三段に増え、約2秒間に24発の攻撃を叩きこむ技だ。

剣を受けられると一段ずつ減るが、その受けた剣なり盾なりをすり抜け、本体に攻撃を叩きこむのだ。」

「ふぅん、『エセリアルシフト』の上位版って感じかな。それ、レベル何の技?」

「アレはLv7の技だ。まぁ、君達には相当先の話だ。」

「フン、見てなさい。来月にはLv8くらいには……。」


対戦終了後、ハルユキ君の"好意"により、彼の家にお邪魔した。・・・ホントだぞ?好意なんだからな。

そこで、紅茶を飲みつつブレイン・バーストについて話した。

話を総合するに、今はどうやらビッ・・・チユリがバーストリンカーになった、少々後らしい。


「さて、私はそろそろ失礼するよ。明日から修学旅行だしね。」

「あ、そ、そうですね。えーと………。」

「あら、ごめんなさいね。それじゃ、私達も帰りましょうか。」

「んー、そだね。その前に、えいっ。」
ぷすっ
「へ………?」


黒雪姫さんが帰ろうとした所、ハルユキ君が送ろうと席を立つ。

そして、その隙だらけのニューロリンカーに直結してやる。無論、その理由は―――


「『バースト・リンク』♪」
―――バシィッ!


折角の飛行型と戦う為だ。

Side out



[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ