少年は加速するようです Round2
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、技名が轟く。鋏の様に煌めいた剣をノワールは辛うじて避けはしたが、持っていた剣は断ち切られ、
半分以下の長さとなる。
「侮っていた、よ……。まさかLv2にここまで良い様にされるなんてね。」
「フン、油断大敵って昔から言うでしょう?」
「ああ、改めて肝に銘じておくよ。さて、たーっぷり必殺ゲージも溜めて貰った事だし……。」
キィィィィ―――!と両手の剣だけでなく、両足までが光り出す。そして、高らかに技名が轟く。
「≪デス・バイ・ダンシング≫!!!」
ギャギャギャギャギャギャギャィィィィィィィィィン!!
「こ、のぉおおおお!」
壮絶な、両手両足の剣による乱舞。それをノワールは全て受け切った・・・・様に、見えた。
立ち位置が代わり、二人が剣を振り抜いたまま止まる。
―――次の瞬間、ノワールのHPがギュゥン!と凄いスピードで減って行く。
「そ、んな………!」
「残念だが、これをただ受ける事は不可能なのだよ。」
ノワールはドッ、と膝をつき、そして――――
「生意気、ね……。」
パキャァン―――
HPが0になり、蒼黒のアバターが結晶が砕け、対戦は黒いアバターの勝利となった。
………
……
…
「全く……何よ、あの攻撃は。全部受けたと思ったら、全部剣も槍もすり抜けて来たわよ。」
「………あれは剣が三段に増え、約2秒間に24発の攻撃を叩きこむ技だ。
剣を受けられると一段ずつ減るが、その受けた剣なり盾なりをすり抜け、本体に攻撃を叩きこむのだ。」
「ふぅん、『エセリアルシフト』の上位版って感じかな。それ、レベル何の技?」
「アレはLv7の技だ。まぁ、君達には相当先の話だ。」
「フン、見てなさい。来月にはLv8くらいには……。」
対戦終了後、ハルユキ君の"好意"により、彼の家にお邪魔した。・・・ホントだぞ?好意なんだからな。
そこで、紅茶を飲みつつブレイン・バーストについて話した。
話を総合するに、今はどうやらビッ・・・チユリがバーストリンカーになった、少々後らしい。
「さて、私はそろそろ失礼するよ。明日から修学旅行だしね。」
「あ、そ、そうですね。えーと………。」
「あら、ごめんなさいね。それじゃ、私達も帰りましょうか。」
「んー、そだね。その前に、えいっ。」
ぷすっ
「へ………?」
黒雪姫さんが帰ろうとした所、ハルユキ君が送ろうと席を立つ。
そして、その隙だらけのニューロリンカーに直結してやる。無論、その理由は―――
「『バースト・リンク』♪」
―――バシィッ!
折角の飛行型と戦う為だ。
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