1話 始まりの鐘はいつ鳴った!? 1
前書き [1]後書き [2]次話
< ???? side >
「何だこれ?」というのが最初の感想だ。
無理もないだろう?
自分の身に、およそ想定外の事態が降り懸かっているのだから。
泣いたり喚いたりしないのが不思議な位だ。
オレは古深河 春翠(こみかわ しゅんすい)、歳は17。
男性だ。
ああ、男性だとも。
だからその赤らめた顔をこちらに向けるな、男共。
というか...。
「ソードアート・オンライン、だったか...」
「はい? どうかしましたか、ジェイドさん?」
「ああいや、何でもないよシリカちゃん」
そうシリカだ。
確か[竜使い]とか呼ばれる原作キャラだったはず。
不確定要素であるオレといると、何処で影響するか知れないから離れないといかんのだが...。
「シリカちゃん、オレはそろそろ...」
「あぅ......」
「う.........一緒に来るか? 守れるかはわからないけど」
「はいッ!」
......仕方ないだろう!?
あんな涙目+上目遣いに勝てるものか!
とにかくシリカだけは死なせないようにする必要があるし。
まずは索敵スキルをセットして、防具買って、次の村までの道と、安全に移動する為のレベル上げと...やる事は山積みだな。
前書き [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ