第143話 Saturn
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静まり返ったコロールの森に聞こえるのは、俺の足音と、俺の荒い息遣いだけ。皆と別れてからずっと走りっぱなしだ。
ショ「はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・・・はぁ・・・はぁ、はぁ・・はぁ、はぁ・・・はぁ・・はぁ、はぁ、はぁ・・・はぁ、はぁ・・・」
木に全体重を預け、呼吸を整える。空を見上げると、いつの間にか日が沈み、空には一番星が銀色に光り輝いていた。
ショ「はぁ、はぁ・・こんなに、綺麗な空が・・支配、されるなんて・・・はぁ・・・はぁ、ありえないな・・・はぁ、はぁ・・はぁ・・・」
小さい頃はよくジャックと一緒に星を眺めていたなぁ。『ブラックテンプラネット』を発明したスバルの先祖、ギンガ=P=ノービリも、本当はこんなに綺麗な空を永遠に光り輝かせていたかったんだろうな・・・それが、自分の小さな過ちのせいで、『闇』に輝かせてしまう魔法になっちゃうなんて、自分も思ってもいなかっただろうな・・・でも、
ショ「そんな事、俺が・・俺達妖精の尻尾の、最強チームが・・・絶対にさせない。宇宙は、永遠に光り輝くんだ。『闇』なんかに、輝かせるもんか。」
その時、
ショ「!」
すぐ近くで莫大な魔力を感じた。辺りを見回すと、茶色に光り輝く『ブラックテンプラネット』が宙に漂っていた。俺は恐る恐る『ブラックテンプラネット』に近づく。
ショ「これを止めればいいんだな。ん・・・?」
よく見ると、『ブラックテンプラネット』に何かが写っているのが見えた。近づいて見ると、惑星が写っていた。その惑星は―――――
ショ「土星・・・」
太陽系の第6惑星。大昔、農家の人々に幸運を捧げるとゆう伝説があり、『農耕の惑星』とも呼ばれている。早くこれを止めないと、土星が・・・!その時、『ブラックテンプラネット』の茶色い光が輝きを増した。
ショ「うあぁぁぁっ!」
俺はあまりの眩しさに目を覆ってしまった。
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ショ「・・ん?ど、どこだ、ここ・・・?」
目を開けると、そこはコロールの森ではなくどこもかしこも茶色、茶色、茶色の空間。俺はその茶色の空間の中をふわふわと漂っていた。俺、目が可笑しくなったのか?鮮血のような赤い両目をゴシゴシ擦る。「わが目を疑う」とゆう状況だ。でも、何度も何度も擦っても、そこはコロールの森ではなく、どこもかしこも茶色、茶色、茶色の空間が広がっているだけ。
ショ「い・・いったい、どうなってるんだ・・・?」
ふと視線を後ろに移すと、遠くの方に惑星(?)が見
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