開幕
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――――紀元前の神、オルフェイムが作り上げたとされている世界、マステリア。五つの連なる世界には様々な人々が暮らしている…そして、その中の一つの世界、アルフィネー、そこに平凡に暮らす少年がいた、彼の名はルシ・ブロス、彼の運命が、静かに幕をあげようとしていた………。
「………ロス!!ルシ・ブロス!!!!」甲高い怒号が教室内に響き渡った。「んあ?なんですか~」「お前はいつまで寝てるんだ!マステリアの歴史を勉強しているんだ!寝てるのはお前だけだぞ!全く……後で私の部屋へ来なさい」
「はぁ~?マジかよ…」 キーンコーンカーンコーン。 「あの~マグ先生はいますか~?」「こっちだ、早くこい、」マグに強引にルシは部屋へ連れていかれた…そして、部屋に着くなりマグ先生が口を開いた。「ルシ、お前はもう最上級生だろ?なのに居眠りとか恥ずかしくないのか?」その言葉は妙に説得力があった、「なぁ先生…俺達はアルフィネーに住んでるんだよな?」「どうした?いきなり」「いや、残りの4つの世界ってどんなところなんだろうな~って…」ルシは遠い目でそう呟いた。…………そして、事態はいきなりやってくる。
ドゴーーン!!!!!!!!!。突然の出来事だった、「な、なんだよ!ま、まマグせんせ………あっ…!!!!!!!!」ルシは目を疑った、そう、マグ先生がいた机、そして、マグ先生の付近にいた先生方のデスクも吹き飛んでいた、ルシは惨劇の状況を飲み込めずにいた、ただ、これだけは確信した…マグ先生は死んでいる…と……
「うっ、うぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 ルシは恐怖にかられ、足がすくみ、歩くことさえままならなかった…そして、一つの物体がルシに近づき、武器を構え、狙いを定めた…「や、やめてくれ!し、死にたくないっ!!!!!!!!!」 その叫びに答えるかのように、一人の青年が腰につけていた剣で敵を一掃した、「…大丈夫か?」 だが、今のルシには言葉が耳に入らず、そのまま意識を失った………。
「う、うぅん………」「……気がついたか」 謎の青年がルシに問いかけた。「こ、ここは……」 「俺のアジトだ」
「あ、あんたは…?」ルシは体の震えを抑えながら青年に聞いた。「…自己紹介がまだだったな、俺の名はストライク、ストライク・ハーヴィーだ」ストライクは声を低くし、その問いに答えた。「ルシ・ブロスと言ったか、早速だが、お前の力を借りたい、」その言葉に、ルシは疑問の表情を浮かべた。「…は?俺の力を借りる?なにいってんだよ、俺はただの学生だ!なんも力のない問題児だよ!」ルシは少し怒りの表情を浮かべ、ストライクに答えた。「…それは分かっている…だが、お前の力で、世界が救えるかも知れんのだ…」
「もう意味わかんねぇよ!!!!!、あんたは何がしたいんだ!俺を使って!」すると…スト
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