自己紹介
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してフォークは校舎へと歩いていく。
突然の怒りに、ウィリアムとハワードの二人が慌ててフォークを追いかけた。
その様子にライナが眉をひそめる。
「理解ができません」
「うん。出来ない方が幸せかも」
そんなフォークの背を苦笑混じりに視線で追いながら、テイスティアは息を吐いた。
この正論だらけの後輩を、アレス先輩ならどうしただろうか。
そう思って、思い出されるのはワイドボーンとの一戦だ。
柄ではないと思いながら、首を振って、テイスティアはライナを見る。
「フェアラートさん。今日の放課後あいているかい」
「ええ、何でしょうか」
「じゃ、ちょっと付き合ってよ。戦術シミュレートの訓練にさ」
「よろしいのですか?」
「別に個人で訓練するわけだから、問題はないと思うけど」
「いえ。訓練前に先輩が負けるのはあまり良い事ではないと思慮いたしたします」
「随分な自信家だね」
テイスティアは苦笑して、頬をかく。
「そう思うのなら、勝負してみよう」
ゆっくり手を広げながら答え、そして、テイスティアは敗北した。
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