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DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-48異なる想い、重なる願い
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空気を変えるように、トルネコが明るく口を開く。
「……さあ!またスライムくんから、情報をもらえちゃったわね!次は、王家の墓ということになるかしらね!」
「そうですね。魔物の城の場所ならば、リバーサイドの村があるあの島ということになるでしょうが。この姿のままでは潜入は難しいでしょうからね。アリーナ、いいですか?」
「どうせ行くなら、戦いたいところだが。そうはいかないなら、仕方が無いな」
「そうではなくて。……ブライさん」
「うむ。墓に納められた宝物を持ち出すなど、本来ならば考えられぬことじゃが。事情が事情であるゆえ、止むを得まいて。王子、宜しいですな?」
「そういう話か。勿論、構わない」
「なら、まずはエンドールに行きゃいいか。早速、飛ぶか」
「待ってちょうだい!せっかくだから、人間のおじいさんがやっているというお店を、覗いて行きましょう!こんな場所だし、珍しいものもあるかもしれないわ!」
トルネコの提案で村の店を訪ね、品物を眺める。
「武器屋に防具屋に道具屋に、教会までか。ひとりで全部やってんのかよ。どんだけ元気なじいさんだよ」
「神に仕える神父様の身でありながら、商人のように鑑定もこなされるのですね。そのようなことが可能だとは思いませんでした」
「神父様に商人か……。なんだか、対極のような気がするな……」
「うーん。防具は、特に必要なものは無いわね。武器は、迷うところねえ。キラーピアスにまどろみの剣、ドラゴンキラーねえ。」
武器屋の商品を前にして、トルネコが考え込む。
アリーナも覗き込み、声をかける。
「キラーピアスというと、それも以前言っていたものだな。素早く取り回せて手数が増やせるという話だったか」
「そうなんですのよ。場合によっては、炎の爪よりも使えるのじゃないかと思ってねえ。ナイフが得意なマーニャさんにも使えそうだし、買っておこうかしら。」
「別に、威力があるとか特殊効果があるってわけじゃねえんだろ?アリーナはともかく、オレになら要らねえんじゃねえか?」
「そうねえ。だけど、せっかくだから。やっぱりアリーナさんの持ち換え用に、ひとつ買っておきましょう。あとは、ライアンさんに買うかどうかよね。はぐれメタルの剣があるけれど、他に強い武器があれば、他の人に回せるわけだし。どうしようかしら。」
「私は、どちらでも構いませんが。予算の都合と戦力の底上げの兼ね合いを考えると、難しいところですな」
「そうなのよねえ。ここで買ったとして今、別の誰かに回すなら、あたしになるかしら。……やっぱり、いらないかしらね。来ようと思えばルーラで来られるのだし、今日のところはやめておきましょう。」
キラーピアスを購入した後、一行はルーラでエンドールに移動する。
エンドールに家があるト
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