暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0423話
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はこういうのが苦手だとばかり思ってましたが……そうでもありませんのね」
「あやかも以前見たように、前の世界で終戦協定とかのパーティで恥を掻かないようにな」
「そう言えばそういう場面もありましたわね。……コーネリアさん、とか仰いましたか。あの人は」
「ああ、俺の大事な人の1人だな」
「その中に私達……いえ、なんでもありません。せめて今は2人きりで踊りましょうアクセル君。……いいえ、アクセルさん」

 お互いの手を握り、音楽に合わせて身体を揺らす。時には穏やかに、そして激しく。
そんな感じで10分程踊っていた頃だろうか。あやかが目で合図をし、そのまま俺達の関係者が集まっている場所へと踊りながら移動していく。

「次は、千鶴さんとお願いします。円さん、美砂さん、茶々丸さんとも」

 その4人。そしてあやかを含めれば5人は、この魔法世界に来てから一番親しく付き合ってきた面々だ。あやかのそんな内心を思い小さく頷き、曲の切れ目にタッチするようにあやかと千鶴が入れ替わる。

「あらあら、ダンスなんて久しぶりね。アクセル君、上手くリードしてね?」
「俺のダンスの知識なんてあくまでも一夜漬けみたいなものなんだがな」
「ふふっ、こうして踊っていると子供のアクセル君とは思えないわね」
「……俺の記憶を体験しているなら覚えてると思うが、どちらかと言えばこっちの方が俺の本来の年齢に近いんだがな」

 あやかと同様に、ゆっくりと踊りながら話を続ける。
 こうも密着をしていると千鶴の身体から甘酸っぱいような香りが漂ってくる。香水か何かか?

「それは分かってるわ。でも、私とあやかがアクセル君と出会ったのは小さい姿だったからどうしても私にとってアクセル君はそっちのイメージが強いのよ」
「確かに第一印象ってのは強く残るからな。しかもいきなり麻帆良に侵入してきた魔法使いとかエヴァとかと戦って……だしな」
「うふふ。確かにそうね。あの一晩で私の世界はガラリと変わってしまったのよ」

 そんな風に会話をしながらさらに10分。先程のあやかと同様に音楽が変わるのを機に千鶴が離れ、円が俺の手を取る。
 チラリとネギの方を見ると、なにやら既に踊りはやめて古菲と腕相撲をしていた。……何をしてるのやら。小太郎の姿と夏美の姿も同様に周囲から見えなくなっている。

「うわっ、ダンスとかあんまり得意じゃないんだけどなぁ……」
「それは俺もだよ。ほら、俺に合わせろ」
「う、うん」

 あやかや千鶴と違い、俺も円もダンスは殆ど付け焼き刃とかの為に多少危なっかしくはあるが音楽に合わせて身体を密着し、身体を揺らしながら踊る。

「ふふっ」
「どうした、突然」
「いや、まさか魔法世界に来るって決めた時はこんな場所でアクセル君と踊る事になるなんて思わなかっ
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