暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0423話
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ま去っていくラカン。
 ……いや、そういう大事な事をさらっと言って反応も見ずに逃げていくなよ。

「ちょっ、ちょっとラカンさーーーーーーんっ!」

 数秒経過し、ようやく再起動したネギが我に返った時には既にラカンの姿は目の前から消えていたのだった。

「ちょっ、え? あれ? えっとえっとえっと……追う!?」
「落ち着けーーーっ!!」

 パシーンッ、とネギの後頭部にハリセン型のハマノツルギで突っ込みを入れる神楽坂。

「あーゆー馬鹿なおっさんは構えば構う程に調子に乗るのよ。……全く、少しは高畑先生みたいに渋く出来ないのかしら」

 ボソっと最後の方で呟く神楽坂。聞いた話では学祭中に振られたという話だったが、地味に未練があるらしい。

「それよりも、さっさと会場に行きましょう。夕映ちゃんとの約束があるんでしょう? あのおっさんにはまた後で会った時に話を聞けばいいわよ」
「そ、それもそうですね。分かりました。さぁ皆さん、会場に行きましょう!」

 ネギのその掛け声に、ノリのいい者達が『おー』と唱和して舞踏会の会場へと向かうのだった。





「アクセル・アルマー様、是非私と踊って下さいませんか?」
「いえ、ここは私に」
「その……出来ればお願いします」

 舞踏会の会場に入った途端に周囲を着飾った女達に囲まれる。
 チラリと視線を向けると、それはネギや小太郎も同様らしい。いや、数で言えば俺よりも多くの女、と言うかファンに囲まれている。
 ……となると、ここにいるのは俺のファンって事なのか?
 まさか大魔王とか言われている俺にファンが出来るとは思わなかった。……まぁ、ナギのファン達がやってきた行状を思えば色々と複雑な所はあるんだが。
 さて、どうしたものか。この中から1人だけ選んで踊るというのは色々と拙い事態になりそうな気がする。となれば……
 チラリとネギ達の方を見ると、そちらでも俺と同様の結論に至ったのかネギが神楽坂を、小太郎が夏美を踊りへと誘っている。

「悪いな、最初に踊るパートナーはもう決めてあるんだ」

 周囲の女達にそう断り、俺達の関係者が集まっている場所へと向かう。
 そしてその中でも俺と一番最初に仮契約をした相手、この世界へと転移してきてから一番世話になっている相手へと手を差し出す。

「あやか、踊ってくれるか?」
「わ、私でいいんですの?」
「ああ、お前がいい」
「……では、お願いします」

 差し出しされた手を握り返すあやか。そのまま2人でダンスホールの中央付近まで移動して、音楽に合わせて踊り始める。
 一応SEED世界での終戦協定とかのパーティで踊る必要もあるからと踊りの類を覚えていたのが幸いし、あやかと共に踊り続ける。

「あら、アクセル君
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