32部分:第三十二章
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が多い」
「そうですね。それは確かに」
「それではだ。いいな」
「ええ、南禅寺なんかいいですね」
京都の名地の一つを出す本郷だった。
「そこをまずは」
「南禅寺か」
「ええ。湯豆腐を食べてからね」
笑顔でこう語る本郷だった。
「それからゆっくりなんてね。どうでしょうか」
「いいな。それではだ」
「ええ。じゃあ南禅寺に連絡してですね」
「そうだ。すぐにな」
「わかりました」
本郷は笑顔で頷きそのままモミの木の下に向かった。そこで二人夜の野外での宴に入った。それから暫くして二人は京都でリンデンバウムを迎えることになった。一人でやって来た彼は清々しい、迷いから解き放たれた顔をしていた。それはドイツでは見られなかった顔だった。
エリクサー 完
2008・9・25
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