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Angel Beats! the after story
彼女が教えてくれた希望
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しかなさそうだ。
「最初の質問の意味がようやくわかったよ」
「さすが音無くんね。理解が早くて助かるわ」
「具体的にはどんなソフトなんだ?」
「主に消えた後の設定よ」
「設定?」


どういうことなんだと思いながらもゆりの言葉を聞く。
「顔を生前のままにしたり、ある条件を果たしたらこの世界・前世の記憶が蘇るプログラムがあったわ。」
それが本当なら俺にとっては朗報以上の知らせだった。だが確信がない限りそれは信じられなかった。
「確信がない今、それを信じていいのか?」
「それは私にもわからないわ。でもこの世界には神も仏も天使もいない。なら、信じられるのは自分がこうなって欲しいただの純粋な願いだけでしょ」


俺はゆりが言った言葉に腹を抱えて笑ってしまった。
「その通りだな」
俺は笑いながらもゆりの方を見てみると、ゆりは赤面としていた。
「あ〜もう、笑うな 、 私がこういう考えを持ったのは音無くんの影響なの」
「悪い悪いついな。でもそうだよな1番大事なのは確信でも根拠でもない自分がそうなりたいと思う純粋な願いだけだな」


ゆりも俺の言葉を聞いて微笑んだ。
「音無くんは消えたらどうするの?」
もちろん
「誰よりも早く記憶を戻してみんなと会ってみんなの記憶を思いださせるだけど、問題がな」
「言おうとしてることはわかるわ、でも心配しないでちゃんと戦線メンバーをソフトにプログラムしたわ」


本当にうちのリーダーは頼れる。そんなゆりに何回も救われて感謝の気持ちでいっぱいだった。
「ありがとなゆり、君と出会えて良かったよ。
俺の言葉にまたゆりは赤面した。
「ちょっいきなりなに言ってんのよ。」


その驚きようにまた笑そうになったが堪えてゆりの言葉を待つ。
「私もあなたと出会えてよかったわ」
いつの間にか歩いているうちにゆりと出会ったところに立っていた。
「覚えているか?」
「えぇ。あの時は大変だったわね」
「あぁ」


俺はここでゆりに会い、戦線のメンバーになった。
数多くのオペレーションをこなしている時は楽しかったでも今はもう戦線メンバーも俺を含めて4人しかいない。
だがいいんだ。今日卒業して生まれ変わってまたみんなと出会い楽しく過ごせる時間が来ることを信じて。
そう思っていると体育館の方から声が聞こえた。


「おーい音無、ゆりっぺ始めるぞ〜」
「音無さーん早く来てくださいよー」
「ゆりちゃーんはーやーく」
今残っている戦線メンバーとかなでの声だった。


「さぁ音無くんみんなが待ってるようだし行きましょ」
「あぁ」
俺はみんなのところに向かって走りながら思った。


必ずお前らを探し出して記憶を思い出させてやる。
その時まで待っていてくれ。
みん
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