暁 〜小説投稿サイト〜
エリクサー
28部分:第二十八章
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

 こう結論付ける役だった。
「医者ですしね」
「条件は揃っていた」
「じゃあやっぱりエルザさんは」
「おそらくはな。間違いはない」
「エリクサーで生き返った命ですか」
「しかも不完全なだ」
 こうも述べる役だった。
「それもかなりな」
「わかりましたよ、全て」
 本郷はここまで聞いてあらためて頷いたのだった。
「全部ね。ですが」
「今回は闘う必要はない」
 このことは前置きするのだった。
「全くな」
「ありませんか」
「そうだ、それは全くない」
 それはまた言う役だった。
「私に全て任せてくれ」
「そうか。ならいいです」
 納得した顔で応える本郷だった。
「それじゃあね」
「そうか。ならばだ」
「行きますか」
「うむ、行こう」
 顔を向けて本郷に告げる。こうして二人は食堂に向かった。やはり案内は表情のない人間というよりは機械めいたメイドによって。案内されるのであった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ