暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0422話
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な触覚を揺らしながら早乙女が動いているのを眺めていると、明石がこっちへと近付いてくるのに気が付く。

「ねぇ、アクセル君。この羽ちょっと触ってみてもいい?」
「あー、構わないが……」
「やたっ、ちょっと気になってたんだよね。ほうほう、触った感じはそんなに生き物っぽくないんだね」
「まぁ、そもそも魔力で作られている羽だからな」
「魔力ねぇ……尻尾は?」

 ズボンでも尻尾用に穴が開いてる場所から伸びている尻尾へと視線を向ける明石。
 その好奇心旺盛な様子に苦笑しつつも、尻尾を動かして明石の手に巻き付ける。

「わひゃっ!?」
「あらあら、ちょっと面白そうね」
「うーん、こっちか? いや、ゆーなからは別にラヴ臭は感じないし……」

 早乙女が近寄ってきたが、すぐに離れていく。
 そんな中、ふと宮崎が何かに気が付いたように呟いた。

「あ、そう言えば皆で舞踏会に行くって事はそのままゲートポートに向かうんだから、もう街には戻って来れないかも……」
「あぁ、確かにそうかもね。なら挨拶しておきたい人がいるのなら今のうちかもね」

 朝倉の言葉に、その場にいたそれぞれが色々と心当たりがあったのだろう。最終的にはその場で一端解散するのだった。
 そんな中、俺もあやか達4人と茶々丸と共にリュボースに挨拶しておくべく闘技場へと向かう。





「あら、アクセルさん? 皆さんもお揃いでどうしたんですか?」

 闘技場の受付で呼び出して貰い、無事俺達はリュボースと再会出来ていた。

「どうやら俺達は今日でこの魔法世界ともお別れらしいから、色々と世話になったリュボースに挨拶しておこうと思ってな」
「珍しいですね、アクセルさんがそんな気遣いをするなんて。……妙な事にならないといいんですが」
「おい、わざわざ出向いたのにそれは無いだろう」
「ふふっ。冗談ですよ冗談。それにしても、そうですか……皆さんとも今日でお別れなんですね。色々とありましたが、本当に寂しくなります」
「リュボースさんには私達も色々とお世話になりましたわね。急なお別れになってしまいましたが、お元気で」

 あやかがそう言い、頭を下げると他の面々も同時に頭を下げる。
 ……どうやら俺の知らない所で女同士、色々と交流があったらしい。

「いえ、私こそアクセルさんや皆さんには幾らお礼を言って足りないくらいなんですよ。キズクモの選手がナギ・スプリングフィールド杯で優勝という、最高の栄誉をもたらしてくれたのですから」

 そこからは10分程雑談をしていたのだが、やがてリュボースは腕時計へと視線をむける頭を下げてくる。

「申し訳ありませんが、私も色々と所用がありまして。出来ればもう少し話をしていたかったのですが……」
「いや、気にするな。
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