暁 〜小説投稿サイト〜
問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
リリの大冒険〜働かざる者食うべからずと偉い人は言いました〜 @
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オオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォ!!!」
「――――きゃあああああああああああああああああああああああああ!!!」

やっぱりこうなった。
ってか俺も怖い。今すぐ一人で逃げ出したい。
何か黄金色に焼けてる筋肉は振動してるし、どの筋肉も見せかけのものじゃないみたいだし、売り物は簡単に壊れていくし、何より大量のマッチョに追われるのが怖い!妖怪よりも怖いぞ!
そして、女性陣の恐怖は、

「キ、キモイ!キモイわ!!」
「ない、アレはない。」

そういった方向に向かっていた。
ってかサラ!いつもの凛々しさはどこ行った!今にも倒れそうなほど顔が青白い・・・あ、振り向いたら倒れた。
どんだけダメなんだよ・・・まあ、生理的に不可能な琴線に触れるどころじゃなかったんだろう。
とりあえず、サラは俺が抱えて走るとして・・・このメンバーがここまで恐怖するのって初めてじゃないか?
もう全員が恐怖に包まれて、

「・・・一体欲しいな。」
「やめて!」
「ヤメテ。」
「や、止めてください十六夜様!」
「ふざけんな!こんなのがいたら、コミュニティがパニックになるだろ!」

十六夜は感動できるだけの芸術ならこんなのでもいいのか!?残念そうな声を上げてんじゃねえ!

「・・・。どちらにせよ、もう一度来なきゃだめだな。」
「「「「断固拒否!!」」」」

耀ですら声を張ってるぞ!その意味を考えろ!
結局、俺達は断崖壁の入り口まで逃げ、水樹の枝から出した水の温度を下げ、氷の壁にすることでどうにか逃げ延びた。

どうせあのゲームはクリアできないんだし、もう俺がここに来る必要はないだろう。
もうあの人形群は見たくない・・・
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