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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝とお姫様 E
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二人はその後、一輝の家に帰り食事を食べ、また同じ布団で眠りに付いた。
一輝は帰りに布団をもう一組買おうとしたのだが、マヤがもったいないと拒否し、こうなった。
そして、次の日の夜、パーティが始まる一時間前。
「さて、最後に確認しとくけど、マヤはパーティが始まった十分後に会場に入ってスピーチを始めるんだよね?」
「うん、その予定だったはず。もしかしたらスケジュールが変わってるかもだけど。」
「まあ、そうなったらその場で対処すればいいだろ。そのためにここにいるんだし。」
二人はホテルに忍び込み、簡単に確認を行っていた。
忍び込み方としては、水に乗って屋上に入り、ピッキングで屋上から中に入ると言うもの。
一輝のギフトで鍵を回したので、ピッキングでいいのかは微妙だが。
「さて、そろそろ人が入場し始めるころだし、マヤは予定通りに隠れててもらっても?」
「うん、タイミングは教えてね。」
マヤはそう言いながら、作戦で決めた位置に隠れる。
「さて、上手くいけばいいけど・・・たぶんあいつはな・・・」
一輝はまだ確証がないため、マヤにも話していないことがあるのだが、それがどう転ぶのかを心配していた。
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「それでは、マヤ様のスピーチに移りたいと思います。」
そのまま時間が過ぎ、パーティが始まってマヤのスピーチに移った。
そのままマヤ(偽物)が会場に入り、マイクの前に立つと、
ズガン!!
入り口のドアが蹴り飛ばされ、マヤ(偽物)の横を通っていった。
「すいませーん、お邪魔します。」
「そいつを捕らえろ!」
そして、ドアのなくなった入り口から一輝が入ると、すぐに周りを黒服に囲まれる。
「お前・・・あの時の陰陽師か?」
「だから、俺は卵だって。依頼があったから来たんだけど、通してもらえない?」
「おいお前ら!早くそいつを捕らえろ!」
一輝の言葉は無視され、黒服が一輝を捕らえようと迫る。
「はあ・・・邪魔。」
「な・・・」
一輝はそいつらに向かって腕を一振りし、風でそいつらを吹き飛ばす。
「さて・・・パーティに参加されている御偉い様方、無粋にも邪魔してしまい申し訳ありません。ですが、今しばらくご容赦願いたい。」
一輝はそう言って参加者を落ち着かせ、マヤ(偽物)を見る。
「なんでしょう?出来る限り手短に済ませていただけますか?」
「ああ。そこまで面倒な依頼は入ってないからな。もし協力してくれればすぐに終わる。」
「では、その内容を教えてください。出来る限り協力させていただきます。」
「そう?それは助かる。じゃあ、殺されてくれない?」
一輝が気軽にそう言うと、そ
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