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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
短編 一輝とお姫様 D
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った。
「これ・・・」
「念のために、な。その状況を見てマヤがどう思うのか。それも含めて、返事をしてくれ。」
一輝は、しっかりと判断して欲しいのだ。
一人の人間の人生を丸ごと変える話だ。
「・・・ねえ、一輝。私って頑固で負けず嫌いなんだ。」
「ああ、知ってる。」
「だから、こんな状況を見たら思いつくことは一つしかないんだよね。」
「そっか。なら、俺はそれを手伝おう。」
「ありがとう。じゃあ、私からの依頼、聞いてくれる?」
「もちろん。俺は成功率百パーセントを誇る。必ず成功させるよ。」
一輝がそう宣言すると、
「私は、元の自分の立場に戻って、さらに素の自分も出す。そのために、あの妖怪を退治して。」
マヤもその依頼を口にした。
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