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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
Tain Bo Cuailnge G & 大祓 F
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ばそうとするが、

「戻れ!降り注げ!」

一輝はその瞬間にダイダラボッチを回収し、空から大量の剣を降らせる。
これが、先ほど一輝がブレスレットで行ったことだ。

「わ、ちょ、これをどう避けろと!?」
「避けさせるつもりはないぞ〜!そのために数で攻めてんだ!」

もちろんだが、一輝の周りには一切降ってこない

そして、逃げ続けるのにも限界が来たのか、湖札は剣に当たるが、

「あれ?痛くない?」
「あ、やっぱり?そんな気はしてたんだよな。」

湖札は驚くが、一輝は大して驚いていない。

「どういうこと?」
「数を張れば威力が落ちるってこと。反比例みたいに片方が増えれば片方が減る。絶対量が決まってるんだろうな。」
「なるほどね。なら、私は別に避ける必要がないんだ。」

湖札はそうと分かると避けるのを止め、一輝に風の刃を大量に放つ。

「仕返し!」
「ってなるよな〜。」

一輝は剣の雨をブレスレットに戻し、再び起動する。
今度は、分厚いガラスの覗き窓のついたタワーシールドだ。
一輝の背後に浮かび上がるのヴィジョンは、暴力鎮圧部隊。

一輝はその後ろに隠れ、覗き穴から湖札の様子を窺いながら風の刃を防ぐ。

「どうにかなりそう・・・だな。」
「だね。まあ、仕返し程度だからいっか。さっきの雨とそれにも名前が?」
「ふむふむ・・・雨のほうは、俺の勝手なイメージだからないって。でも、タワーシールドには“一九八四年”って名前があるそうだ。」
「何で年号?」
「・・・聞いてみたけど、“気分だ”だそうだ。」
「そんな適当でいいんだ・・・」

二人して呆れている。
そして、一輝が全て防ぎきり、一九八四年をブレスレットに戻すと、再び龍蛇の双剣を抜く。

「じゃあ、もういっちょいくか。」
「うん。まだゲームは終わってないしね。」

二人は再び、力をぶつけようとするが・・・


それは、大地の地殻から立ち昇る、それ以上の脅威によって妨害された。

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