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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
Tain Bo Cuailnge E & 大祓 D
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たお前が悪い!」

ちなみに、一輝が使ったのはダイダラボッチをもとにした剣、ただひたすらに破壊力を備えた剣だ。

「それに、いつまでたってもS波が来ないんだけど!」
「ああ、それか。それなら龍の一撃と混ざってP波と一緒に届いたよ?」
「そんなのあり!?」

湖札は驚いているが、一輝はそんな人間である。
相手すら利用し、自らの勝利に繋げる。

「ありだよ。ここはルールの中なら何でもありの世界、箱庭だろ?
 だから当たり前のように俺に隷属とか起こってるんだし。」
「それ、ちょっと詳しく聞きたかったんだけど、何であんなことに?」

湖札の声が少し低くなり、剣を弾かれるが、一輝は気づかず、剣を納めて説明を始める。

「まず、音央と鳴央・・・俺と同い年の二人な?」
「あの、スタイルのいい二人?」
「正解。あの二人は魔王が設置したゲームに捕らわれてたんだけど、そのゲームに俺が挑戦して、無理矢理に二人とも開放してみた。そしたら、ゲームのルールで隷属することになった。」
「・・・それだけじゃない気もするけど・・・次は?」

湖札は表情を曇らせながら、次を促す。

「ああ。そのゲームを設置した魔王に俺と音央、鳴央の三人で挑むことになって、」
「そこから突っ込みたいんだけど。何でコミュニティで行かないの?」
「倒す理由が、音央と鳴央にやったことだからな。三人で行かないと。」
「相変わらず、兄さんらしいというか・・・何も考えていないようでものすごい考えてるというか・・・」
「まあ、白夜叉が許可出したから、大丈夫だろってことで。」
「・・・まあいいや。で?そこでは誰を?」
「残りの二人。順番に説明してくけど、まずはスレイブ・・・猫耳メイドな?」
「説明の前に、あの格好は何?隷属だからメイド服はまだいいとして・・・よくないけど、猫耳と尻尾。」
「ああ、似合ったから強制した。」
「・・・確かに似合ってるし、いっか。」

いや、よくないだろ。
《いいんだよ!似合ってるし、感情が分かりやすいし!》
《可愛いんだから、それが正義です!》
二人がかり!?

「で、アイツはかの有名な魔剣、ダインスレイブなんだけど、呪いを解いたら俺についてくれた。」
「・・・そのことがあってあれなら・・・まだ分かるかな。あの呪いはつらかっただろうし、解呪させてもらうまでに色々あっただろうし。」
「あいつの呪い、知ってるの?」
「ダインスレイブって北欧神話の有名な魔剣だよ?抜いたら必ず人を殺しちゃうことぐらい、陰陽師とかエクソシストなら知ってて当然だと思うけど・・・兄さんなら知らないか。」
「武器と戦うことはないからな。まあ、スレイブについては調べたけど。」

一輝はノーネームの書物の豊富な書庫でスレイブについての本を片っ端
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