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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
Tain Bo Cuailnge D & 大祓 C
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人鬼に殺され、仲間同士で殺し合い、裁判官によって死刑にされていく。

「さて、これぐらいで勘弁しますか。」

ヤシロはそこで詩を読むのを止め、今まで出したものの制御に取り掛かった。



             =====================



「これでは、ヤシロのところへたどり着くのも一苦労だな。」

スレイブは、一輝と離れてからヤシロのもとに向かっていたのだが、鬼はかなり大量に召喚されており、斬り捨てながら向かうとなかなかたどり着かない。

「だが、やるしかあるまい!」

スレイブは両手を手刀の形にし、鬼を切り倒していく。
何か、おかしな動きをしているものから斬っているので、火を噴いたりはしていない。

「さて、この程度なら!」

そのまま、武器を構えないものは普通に斬り捨て、武器を構えたものは武器ごと斬り捨てる。
スレイブの剣としての格が高すぎるため、打ち合うことすら出来ないのだ。

走りながら斬り続け、馬に乗った一つ目の鬼を発見すると、

「邪魔だ!」

スレイブは馬ごと斬り捨てにかかる。
だが、そう上手くいくものではない。
馬は後ろ足で手刀をけり、無傷のまま方向転換をする。

「今ので傷一つおわないとは・・・それにこの馬、首から上がないな。となると・・・夜行さん、だろうな。」

スレイブは後ろ足をよけ続けながら、攻撃をしようとするが後ろ足が邪魔すぎた。
夜行さんの乗る首なし馬の特徴は、後ろに立った物を蹴り殺す、というもの。
うかつに攻撃を喰らえば、その性質により死んでしまう可能性があるため、細心の注意を放っているのだ。

「だが、後ろ足じゃなければ!」

スレイブは夜行さんの頭上を跳び、相手二体の正面にたつ。
そして、相手が反応してくる前に手刀を叩き込み、終わらせる。

「鬼の属性を持ってさえいれば、何でも出てくるのか。かなり厄介だな。」

スレイブはそういいながら、次に来た鬼に対して、

「変則版、一角獣!」

思いっきり突きを放ち、大量の鬼を串刺しにする。
そこからは、一輝の肩を真似た攻撃を繰り返していき、どうにかヤシロのもとにたどり着くが、

「・・・なんだ、この状態は。」

百詩編によってボロボロになった森を見る。
それは、既に森とは呼べなくなる位に破壊されている。

「こっちにはこれほどの敵が・・・?それとも・・・」

スレイブは二つの可能性を考え、後者だと推測する。

「まあ、鬼さえ退治すれば・・・!」
「スレイブちゃん、後ろ!」

スレイブは反射的にその声を信じ、後ろにいたやつを殴り飛ばした。

「助かった、ヤシロ。」
「どういたしまして。それより、スレイブちゃんがこっちにいていい
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