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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
Tain Bo Cuailnge C & 大祓 B
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める。
「この様子なら・・・あ、鳴央?どうにかなりそうだから、こっちにも定期的に何体か送って。」
『分かりました。まずは今までに神隠しにあわせたものを送っていきます。』
音央は数が少なくなったため鳴央に電話をして敵の増加を頼む。
今回のゲームでは鬼の殺害が勝利条件なので、神隠しにあうだけではだめなのだ。
「さて・・・スプリガン!ジャックフロスト!」
音央は巨大な妖精と雪男のような妖精を召喚し、鬼に向かわせながら、
「ウォーターリーパー!ウンディーネ!」
水をつかさどる妖精二体分の力で先ほどよりうまく水を操り、先ほどの竜巻も使って鬼を潰していく。
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「さて、こちらも試すとしましょうか。」
一方、森に残った鳴央も新しい力を試そうとしている。
この二人は、一輝の奥義を参考に、自分のギフトの本質を学ぶことで新しい戦い方を編み出した。
だから、この二人の力は・・・どこか一輝に似ている。
「神隠し。これを起こす存在は私だけじゃない、ですか。妖怪に詳しい一輝さんに聞いて正解でしたね。」
鳴央は自分の“神隠し”という属性から別の属性に繋げる。
「よいしょ!」
鳴央は自分の手に現れた、葉っぱの扇を振り、風で鬼を吹き飛ばし、もう一度振ることで風で切り裂く。
これは、天狗の力を使ったものだ。
ただ、反動で軽く後ろに飛んでしまうのが問題だが。
「私には使いづらいですね・・・でも、これ以外はまだよく分かっていませんし。」
というと、鳴央は再び扇を振り、鬼を切り裂く。
「あ・・・でも、天狗からつなげていけば・・・かなり近いものなら、」
というと、鳴央はもう少しだけ広げる。
「こんな感じで・・・」
鳴央が手を突き出し、少し目を瞑ると、手から炎が出て、燃やしていく。
「普通の火が出てしまいましたが・・・まあ大丈夫ですかね。後はこれにあわせて・・・」
鳴央は火を風であおり、さらに奈落の穴、奈落の門を組み合わせて鬼を倒していく。
この炎は、天狗という属性からそれに化身しているといわれている楼羅天の力を使ったのだが、少し遠いためか金色の炎は出ず、少し神気を持つ火、位のものだ。
「なんだか・・・イメージと違います。どうにも力技は苦手ですね。」
鳴央はそんなことを言っているが、鳴央の性格のおかげでうまく倒しているだけで、一輝や音央がこれを使えば、森はなくなっているだろう。森林伐採である。森は大切に。
「あ、電話ですね。はい、もしもし。」
『あ、鳴央?どうにかなりそうだから、こっちにも定期的に何体か送って。』
「分かりました。まずは今までに神隠しにあわせたものを送ってい
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