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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
Tain Bo Cuailnge @
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空間倉庫の中。
一輝はスレイブと共に、そこにいた。
「で、ここで何をするのですか?」
「ああ、まだ説明してなかったな。」
一輝は準備のために獅子王を取り出し、抜刀する。
それによって一輝は白い和服をまとい、陰陽師モードになる。
「これからの戦いで使えそうな力、檻の中の俺に従ってない最後の一人を従わせるんだよ。」
「なるほど・・・分かりました。私はどうすれば?」
「剣の姿になってくれ。スレイブのサポートなしで生きてられるとは思えない。」
「そこまでの・・・分かりました、兄様。」
スレイブは一輝の手を握り、剣の姿となる。
「さて・・・我、今ここに――――」
一輝は言霊を唱え、顕現させる。
「さて・・・先代はどうやってコイツを殺したのか。」
一輝はそのまま、伝説級を全て獅子王に宿し、そいつへと向かっていった。
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“煌?の都”本拠宮殿・隊舎前の鍛錬場。
一輝はスレイブに支えてもらいながらそこに出ると、
「重力変化。」
自分のいるほうに向かってくる化生どもを地面に縛る。
「十六夜、これはどういう状況だ?時計塔にも三対くらい突き刺さってるし。」
「現状を教えるためだ。あいつらとの実力差はこうしたほうが分かりやすいだろ。
それより、何と戦ったらそうなるんだ?」
「後で、用事と一緒に説明するよ。」
一輝は自然回復を底上げし、体を治して自分の足で立つ。
「じゃあ、武器の調整とかしたいから俺は工房にでも行くけど・・・いいか?」
「ああ。やって欲しいことは十分にやってくれたからな。」
一輝はそのまま、メイドたちが準備をしてくれている工房へと向かった。
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「で、結果はどうだったのよ。まさか、負けてたりはしないわよね?」
「ああ。どうにかこうにか、やりたい放題にやってどうにか勝ったよ。」
「あのような戦い方は、一輝様以外には出来ないでしょう。誇っていいです。」
「いや、向こうの攻撃をわざと喰らって、そのまま切り刻むなんて無謀な戦い、誇りたくはないな。」
「なんてことをしているのですか・・・」
一輝は武器の整備をしながら、何があったかを話していた。
わざわざジャックに直してもらった“量産型妖刀”もまた折れてしまったので、いっそ小刀に作り変えている。
「でも、勝てたってことはお兄さんの言うことを聞くんでしょ?」
「奥義の発動には協力してやるが、自分で戦うかは気分次第だ、って言ってた。」
「まあ、目的は果たせたんですから、よかったじゃないですか。」
だな、と一輝は返し、小刀の量産を終える。
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