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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
魔王連盟
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あのゲームをした後は、特に変わったことはしなかった。
歩いて目についた店に入り、興味があるものを一通り見て、次の店に向かう。

そして、食べたいものがあれば買って食べる。
もちろん、支払いは一輝がすることになった。

「さて・・・次はどこに行く?」
「そうだね・・・もう大体は回っちゃったからなー。」

湖札は少し悩むと、何かを思いついたように提案する。

「たしか、もうそろそろ“造物主達の決闘”じゃなかったっけ?それを見に行かない?」
「あー、そういえばそうだな。うちのコミュニティからも参加するし、行くか!」
「うん!」

二人は、そのまま闘技場を目指していった。



           ===============



「賑わってるなー。」
「うん、まあさっきの対戦カードを聞いたら当然かもだけど。」

湖札が言っているのは、一輝達が闘技場に入ってすぐに流れた、アーシャによる第一試合の選手発表のことだ。
その中に、北側最強、ウィラの名が連なっているのだから、こうなるのが自然だ。

「さて、たぶんこの辺に・・・お、いた!」
「誰がいたの?」
「コミュニティの仲間。どうせならあっちのほうが場所もありそうだ。」

一輝はそういうと、湖札の手を取って黒ウサギのいるほうへと走っていく。

「俺達もこの辺に座っていいか、黒ウサギ?」
「あ、一輝さん。構いませんが、そちらの方は?」

黒ウサギの髪の色が、緋色から青に戻っていくところで一輝は声をかけた。
何で怒りを表していたのかは分からないが、収まったのならたいしたことはないだろう。

「始めまして、寺西一輝の妹で、天野湖札といいます。兄がいつもお世話になってます。」
「あ、黒ウサギです。ええと・・・苗字が違うのは・・・」
「この間、鬼道の苗字については話しただろ・・・それより、飛鳥がすごいことになってるぞ。」

一輝の言葉で、黒ウサギは慌てて闘技場を見る。
そのタイミングで、蒼炎の嵐は巨大な氷柱となり、砕け散った。

「凍る炎、か。これはまた凄いな。」
「しかも、炎も地獄の業火。あの人は何者なの?」
「お嬢様、ってことぐらいしか知らないな。あそこまで強くはなかったと思うんだが・・・」

一輝としては、それよりも重要な問題があった。

「どうして、ルイオスがここにいるんだ?」

軽く怒気を含んだ声で、そうたずねる。

「それは、ペルセウスが最後の同盟相手だからです。」
「そうか。なら、もう帰っていいぞ?」

一輝は、なんのためらいもなく言い放つ。

「ま、待てよ!ノーネームとの同盟に参加するコミュニティなんて、そうそうあるわけが・・・」
「心配しなくても、俺が頼めば間違いなく参加するコミュ
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