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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
煌?の都
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「メイドたちも、何か色々とやりたいことがあるらしいから、自由にしてるし、適当に散歩でもするよ。」
まあ、そのやりたいことが一輝関係ばかりなのだが、本人は知る由もない。
そんな気楽に話す四人の背後には、憤怒の闘気を纏い、仁王立ちをする黒ウサギがいるのだが、やはり四人は無視をし、弁当を食べきる。
「では、ここで一時解散とするか。」
「だな。いや〜散歩しがいがありそうだ。」
「で、飛鳥はどうするの?」
「どうするも何も、私は皆と違って一人じゃ降りられないわ。誰かに下ろしてもらわないと。」
「なら、確かまだ水があった
「その前に黒ウサギが叩き落してあげます、この問題児様方あああああああ!!!」
スパパパパァアン!!!!と、勢いよくハリセンが振るわれ、四人はペンダントランプから叩き落される。
「じゃあ、俺はもう行くな。」
「「「行ってらっしゃい。」」」
それでもなお、問題児達は通常運転である。
だが、そうも行かず、
「待たんかー!」
しばしの間、亜龍との鬼ごっこをすることになった。
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「あー・・・疲れた・・・」
一輝は、黒ウサギたちとは別ルートで逃げることでお説教を回避し、一人散歩をしていた。
「にしても・・・やっぱり凄いよな、ここ。」
一輝の視線の先には、七色の炎を放つキャンドルランプ、それに群がる炎の微精霊、極寒の土地にはとても似合わない。
「もといた世界だと、あんな小さいのすら殺すやつらがいたからな〜。ホント、見境がない、金の亡者だらけだよな。」
一輝は誰かがいるわけでもないが、誰かに話しかけるように言う。
一輝は何の返答もない、そう思っていたが、
「うん、本当にそんな人ばっかりだったね、兄さん。」
予想外なことに返答があり、慌てて振り返る。
「でも、父さんもそうだったし、一族全体で見れば、私たちの家系も、金の亡者だと思うよ。ともあれ、久しぶり、兄さん。」
そこには、一輝がもう長いことあっていない、一輝の妹。
湖札が、立っていた。
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