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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
親愛なる同士
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「性格的なこともありますしね・・・」

三人は、呆れ半分、関心半分といった様子だ。

「で、ヤシロのほうはどうなんだ?私は何も知らないが。」
「うん、スレイブちゃんだけは知らなかったね。」

自分がしゃべらせたので、ヤシロも何があったかを話していく。
スレイブと違うのは、あったことをすべて話したことだ。

「そうか。なら、ヤシロも一生一輝様についていくと?」
「うん、そうなるね。これからもよろしく!」
「・・・はぁ。分かった。よろしく。」

二人は握手をした。

「まあ、お兄さんが誰を選ぶかは、お兄さんに任せるってことで。」
「なんの話だ?」
「結婚とか、そっちの話。」

ヤシロが当たり前のように言うと、スレイブの顔が真っ赤になり、

「なにを言っているんだ、貴女は!」
「何って、結婚とか、そっちの話。」
「だから、なぜ、」
「スレイブちゃん、お兄さんに恋してるでしょ?」

それがスイッチだったのか、スレイブの顔がさらに赤くなり、

「もう寝る!お休み!」

そのまま走って、部屋を出て行った。

「う〜ん・・・あれはまだ大変かな?」
「なにやってんのよ、アンタは・・・」

ヤシロが振り向くと、二人が呆れたような顔をしていた。

「あははっ。一回自覚させようかな、と。」
「まあ、それは大切ですけど。」
「今じゃなくても・・・」
「まあ、ちょっとあせってたのは認めるよ。」

ヤシロは素直に認めた。

「でも、早めに自覚しておかないと、いつ言ってもあれだろうし。お姉さん達はどうするの?」

そのまま、音央たちに問いかける。

「う〜ん・・・私たちは、そういう感情よりも、感謝とかの方が大きいから、」
「まずは恩返しから、ですかね。」
「そっか。まあ、少しでもあることを自覚してるならいいや。お休み〜。」

そのまま、ヤシロも部屋を出て、自分の部屋に向かう。

「・・・じゃあ、これで終わりにしましょうか。」
「ええ。明日も速いですし、もう寝ましょう。お休みなさい。」
「うん、お休み。」

そうして、鳴央も部屋からでていき、女子会は終わった。

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