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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
ヒッポカンプの騎手 @
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よ!
此処に、“ヒッポカンプの騎手”の開催を宣言する!』
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「ア、奈落の穴!」
その直後、フェイス・レスが参加者達の水着を切り裂き始めたので、鳴央が慌てて奈落の穴を使い、盾にする。
「な、なんて恐ろしいことを・・・」
「でも、確かに有効な手ではあるよね。」
ヤシロの言うとおり、フェイス・レスの攻撃によって騎手の大半は自ら水中に飛び込んでいる。
「にしても、これが話に聞いていた奈落の穴ですか。素晴らしいです!ぜひ一度、立ち向かってみたい!」
「一瞬で神隠しにあうから、止めといたほうがいいわよ。」
求道丸はなんにでも立ち向かおうとするバカなので、いつか立ち向かい、神隠しにあうだろう。
「さて、予定通りでいいのかな?」
「ええ、それで」
『クッ、流石は我が仇敵が選んだ騎士ッ!血も涙もない冷徹なその判断力と、肌には傷を付けず水着だけを切り捨てる剣技ッ!宿敵の臣下なれど見事だと言わざるを得ないッつうかもっとやれヤッホウウウウウウウ!!!』
「「「ヤッホオオオオオオオオオオ!!!」」」
「・・・それでいくわ!春日部さんに付いていって!」
「了解!」
「分かりました、音央の姐さん!」
「いいですけど、あれをスルーなのですか?」
最近、一輝のスルースキルを身に付けてきた音央である。
ちなみに、トップ集団の順位は、一位、フェイス・レス。二位、飛鳥。三位、ヤシロ。四位〜六位、二翼。といった形である。
そして、耀が進んだ道を四人も進み、どうにか声が届く距離につめる。
「耀お姉さん!私たちも来たよ!」
「え、ヤシロ?それに音央たちも・・・」
「いいから!こっちにグリフィスたちがいるんでしょう?」
「私たちは、あの方を倒すために参加しましたから!」
鳴央が簡潔に説明をすると、耀も一応納得する。
「分かった。私は飛んであいつらの前に行くから、音央はついてきて。他の皆はこのまま進んで、あいつらに追いついて!」
「「「「了解!」」」」
「妖精の
羽
(
ティンカーベル
)
!」
耀は光翼馬の具足を装着し、音央は背中から妖精の羽を生やして、飛んでいく。
残りの、鳴央、ヤシロ、求道丸はそのまま走って目標の元に向かう。
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