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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
剣閃烈火
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、受け流される。
「はい、おしまい。」
そして、バランスを崩したところにマスターの剣が打ち込まれ、クズは気を失った。
「勝者、ノーネーム、寺西一輝!」
その圧倒的な力を目の当たりにし、観客は言葉を発せずにいた。
うん、実によい反応だ。
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「この度は数々の無礼をお詫びさせていただきます。」
「「「「「「「「まことに、申し訳ありませんでした!」」」」」」」」
クズどもは全員がおきると、全員そろって土下座をした。
マスターは面倒くさそうにしているが・・・ここまで変わるものなのか。
「こちら、我々の使っていた」
「いらん。さっさとしまえ。」
マスターは言葉をさえぎり、そう言う。
クズどもは驚いているが、まあ、今回は使うだけの時間がなかったが、それなりに強い恩恵を宿しているものもあるのだ。そうなるだろう。
「ですが、ルールでは、」
「じゃあ、お前らにやる。俺には、」
というと、マスターが手を握ってくるので、私は剣の姿になる。
そして、ギフトカードから獅子王も取り出し、二刀を構えると、
「こいつらがいるからな。その程度をもらっても、邪魔なだけだ。」
「・・・ありがとうございます。」
クズどもは、再び土下座した。
マスターが獅子王をしまうので、私も人の姿に戻った。
「もういいから。暑苦しいから。」
「我々、あなたに忠誠を」
「誓うな。」
結局、そいつらはマスターのことを師父と呼ぶようになり、その場を去った。
「面倒なやつらだな・・・出来ればもうかかわりたくない。」
「そうですね。」
本当に、かかわりたくない類の連中だ。
さて・・・そろそろ問いただすべきですね。
「少し移動しませんか?かなり人も集まってきましたし。」
「だな。どこか行きたいところある?」
「そうですね・・・ではあちらに。」
私は、サラから聞いていた露店が一切出ていない、人気のない高台を指差す。
「ん、じゃあ行こう。」
話したいことがありますし、それを考えると人気はないほうがいい。
あそこはばっちりだろう。
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