第一章
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あずっと続くんですかね」
「どっちかが完全に潰されるまでな」
隆則は缶詰の中の肉を小さなフォークで食べつつ話す。
「戦死者も犠牲者も出てな」
「難民もですね」
「これからも増えるな」
「どうにもならないんですね」
「戦争はな、しかしな」
「傷ついた人や病気の人はですね」
「少しでもな」
隆則は言う。
「俺達が少しでも働いてな」
「一人でも二人でもですね」
「助けられる」
そうなるというのだ。
「僅かでもな」
「本当に僅かですよね」
嘉一は苦しく、そして悲しい声で呻く様に述べた。
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