第三章
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(そうしよう)
課長は自分で決めた。
「いいよ」
「そうですか」
こうしたやり取りがあった。課長は去り際にまた心の中で呟いた。
(あいつも娘も機嫌なおしてくれたし。女は怖いよ)
(息子みたいにもてれば苦労しないよ)
課長の本音を聞いてくすりともした、そのうえで自分の席に着くと。
後輩と先輩がそれぞれ心の中で呟いていた。
(日曜は彼とテーマパークね)
(旦那をタマと一緒にダイエットさせて)
今日は二人共明るかった、それを聞いて私もだった。
恋は終わったけれどその終わりは決して悪くないものだったから。
それで次の恋に向かおうと思った、嘘吐きの自分にまだ苦笑しながらもそう思った。
LIAR 完
2013・2・2
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