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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
四宝少女なえか☆マギカ・第10話
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?そうなの?」
「何で苗がそんなこと知ってる訳?」
「転校生本人に聞いたから。どやー!」

ふふふ、呆れて物も言えないようだなアリサちゃんよ。露骨に面倒くさい人を見る顔でこちらを見られた。すずかちゃんは朝が弱いのか珍しく寝ている。・・・本当に珍しい事もあったもんだ。なのはちゃんは純粋にこれから来る人物がどんな子なのかわくわくしているようだ。
と、そんななのはちゃんがふと思い出したようにこちらを向いた。

「・・・ねぇ、苗ちゃん」
「んー何かなー?」
「無いならいいんだけど―――町でフェレット見かけたことある?」

脈絡のない質問に果てと思った私の頭にはとある記憶が思い出された。だいぶ前、町を散歩中にそんなことが確かにあったような気がする、っていうかあった。

「ああ、あの外来種のブサイクフェレット♂の事?」
「ぶ、ブサ・・・その言い方はいくら何でもひどいよ!」
「えーだってー・・・せっかく人が親切で去勢手術のために捕まえようとしたのに逃げ回るし」
「きょせー・・・・・・よ、良く分からないけど駄目だよ苗ちゃん!その子私の家のペットなの!!」
「・・・・・・アーユーリアリー?」
「リアリーリアリー」

まじか。放し飼いは保健所の人とかに捕まりかねないからやめた方がいいよ。唯でさえ最近の自治体は外来生物に煩いからね。飼うのが面倒になった?知るかボケナスそんなもんは最初に飼い始めた自分が悪いんじゃ。


(苗ちゃん、ひょっとしてユーノ君に恨みでもあるんじゃないの?)
《えええええええええ!?いやいやいや僕は何もしてないよ!?》
(本当?実はスカートの中覗いちゃったとかしてない?)
《聖王に誓ってしてません!!》
(じゃあ私のスカートの中は?)
《・・・・・・・・・・・・・・・不可抗力》

ゆーぎるてぃー。その後、淫獣(ユーノ)がディバインシューターとアクセルシューターの的にされたことは言うまでも無いだろう。だが忘れてはいけない・・・淫獣とは浪漫であったことを、ペロリストや盗撮者には神と崇められても頷ける偉業を成し遂げたことを。さらばユーノ、さらば淫獣。安らかな眠りをフォーエバー。ノータッチの原則は神の理。


「なぁ、苗ちゃん。その・・・なのはちゃんやっけ?何でそんな怖い微笑浮かべとるん?」
「気にしなくていいよ。ちょっと魔王モードに入ってるだけだから」

こうしてなのはは見事にはやてから「怖い子」認定を受け、距離を縮めるのに四苦八苦する羽目になった。
また、実はあのフェレットが野生ではなかったことを知った苗は、なのはの怒りの矛が自分の方を向いていると勘違いして「やっちまった・・・」と内心焦りまくっていたとか。
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