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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
四宝少女なえか☆マギカ・第10話
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ド両方に通ずる魔力運用を教わっている。
剣では力任せに竹刀を振りすぎて壊してしまい、格闘術では力が有り余ってワンパン即死の威力。他の奴はそれなりなのだが特に格闘はザフィーラちゃんに「お前はもう適当に暴れてればええんとちゃうか?」と遠回しにジト目で言われた。リアルに力がありすぎて教えようがないそうだ。急遽もう一人分身5号を出して自分同士で組み手をしてそれをザフィーラちゃんが指導する形に落ち着いた。
自分を鍛えるのは自分自身。名付けて、最終鬼畜全部苗!!・・・かっこ悪いからやめよう。とにかく魔法については
恙
(
つつが
)
なく進んでいます。いい加減なのはちゃんに「実は私、魔法少女だったのです!」などとほざく日も近い。
「まぁお父さんやお母さんには当分保留かな」
「何がだよ?」
「魔法の事」
「そうですね、急にそんな事を言われても困ってしまうでしょうし・・・」
というか私達、時空管理局とやらには気付かれていないのだろうか?気付かれてないんならそのまま知らんぷりして過ごしたくはあるんだが。
「管理局かどうかは断定しかねるが、何者かに数日前から気付かれているぞ」
「え。」
「そうだな、この家に召喚されたその日から既に監視の目があるようだ」
「え。え。」
「管理局製と思われるサーチャーも何度か来ていました。こちらの様子は恐らく筒抜けです。ほら、あそこに思わせぶりなサーチャーが」
「え。え。え。」
「ちょお待ってや!それって・・・私達もう目ぇつけられとる?」
「そういうことだぜはやて。今のうちに魔法覚えておかねえと後で何されるか分かったもんじゃねえ」
アイスを掬う使い捨てスプーンを加えてプラプラさせながらぼやくヴィータに私は一言言いたかった。
―――そういう大切なことはもっと早く言ってください。
さらば穏やかな
平穏
(
にちじょう
)
。御免なさいお父さんお母さん。あなたの娘は狙われています。
= = =
とは言っても向こうが接触してこない限り騒ぎは起きない訳で。
「今日も今日とてやる気は起きず、明日も明日とてやる気は出ぬ・・・」
「ちょっとはやる気だそうよ苗ちゃん・・・」
既に受けたことのある勉強を延々と聞かされても退屈でしかない私はノートにパラパラ漫画を描きながらダラダラとしていた。朝学習という訳のわからない行事に付き合って先生の配ったプリントの問題を解くだけの時間。暇を持て余せばこんなこともするさ。
この時間は先生がプリントを配り、学習時間の15分を職員室でコーヒー一杯煽って過ごし、終了時間にプリントを集めてから朝のホームルームと言う流れになっている。よってプリントが終わったらおしゃべりし放題なのだ。
「そういえば知ってる?今日、ここに転入生が来るんだって」
「え
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