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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
四宝少女なえか☆マギカ・第10話
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「シグナム、幾ら和室や言うても正座はきつない?」
「いえ、むしろこの方が姿勢が正されるように気がして心地よいです」
「あ、そういえば最近のお坊さんって正座しないらしいよ?」
「ホンマ?なんやイメージ崩れるなぁ・・・」
「お茶が入りましたよ、さぁどうぞ?」
「ありがとうお母さん」
「「「「ありがとうございます」」」」
「わう!」(訳:かたじけない)
「なーお」
正座はキツイ。血流も悪くなるしお年寄りが無理して正座し続けた結果立ち上がれなくなったりしたらお坊さん側としても心苦しい。よって「無理に正座をしなくてもいいのだ」と思わせるためにあえて進んで椅子に座るお坊さんもいるとか、そういう話だった。日本の文化もちょっとずつ変わっているわけだ。
文化と言えば、人を家に招くときに日本人はやたら気を使い過ぎで疎外感を感じる、とアメリカ人は思うらしい。アメリカのアットホームな文化に日本のわびさびだの気遣いだのが馴染まないのだろう。私は文化についてそんなに学があるわけではないのでその辺は分からないが、今私の両親が凄まじく気を遣っているのは分かる。
まぁそれはそうか。娘が半ば押しかけで寝泊まりしている一家が自分の家に遊びに来れば・・・それもその半分以上が外国人で、そのうえついこの間まで要介護者だった女の子まで来ているのだから気を遣わない訳がない。そう、今日は久しぶり我が家に帰って来たついでに皆も遊びに来ているのである。
「苗ちゃんの家、結構でかいなぁ。うちの家よりでかいんちゃう?」
「ああ、ここは元々2軒の家だったのをリフォームでくっつけたんだ。なんかおじいちゃんの我儘で元々ここに建ってた建物の横に和風の家を建ててたらしいよ?」
改めて考えるとうちの敷地は都会にしては結構広い。今になって思えばおじいちゃんは結構金持ちだったんだろう。もうだいぶ前に亡くなっているけど。前世では私が12歳の頃に死んじゃったからひょっとしてまだ生きてるかな、って思ったけど既に死んじゃってた。四宝剣を使えばまだ生きている事にはできるけど、その使い方は私の命の価値観が駄目だと警鐘を鳴らすのでやっていない。
リターン・トゥ・グレイブ。お墓に入っている人を起こしてはいけないのだ。
それはそうと、魔法についてどうなったか伝えておこう。どんな魔法を覚えるかで揉めたヴォルケンリッターの皆だったが、その段階に来てようやく分身の使い道が判明した。要は分身を使って全員の魔法を習えばいいのだ、と。幸い分身は私の魂の一部なので私の下に帰ってきさえすれば経験を全て本体が吸収できる。それを利用して1号が剣、2号が魔法の遠隔操作とハンマー、3号が格闘術と障壁、4号が結界・回復魔法と座学、そしてオリジナル私ははやてちゃんと一緒にベルカ・ミッ
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