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少年と女神の物語
第八話
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テちゃんね!私の新しい妹の!」
「え、ええ。そうですけど・・・」

 アテが肯定するや否や、林姉はアテに飛びつき、頬ずりを始めたのでリズ姉に質問することにする。

「リズ姉・・・もしかして林姉がさっき言ってた偶然、に関わってたりする?」
「うん、正解。旅行中に面白いものを見つけたらしいんだ・・・イーリン!早くこいつらに説明してくれ!」

 自分で説明する来は無いようで、リズ姉は林姉を呼ぶ。
 リズ姉が林姉のことを呼び捨てなことに、特に意味はない。リズ姉は姉弟(姉妹)の事は例外なく呼び捨てで呼んでいる、ただそれだけのことである。

「んもう・・・そんなに焦らなくてもいいじゃない・・・ねえ、アーちゃん?」
「はい・・・そう、ですね・・・」

 アテはかなり疲れた様子で、特に何も考えずにそういっているのが一目で分かった。
 疲れすぎて力が暴走、とかにならないといいんだけど・・・

「まあ、説明といってもたいした説明はないんだけどね。ちょっと、旅行中に神様を見つけた、ってだけのことだし」
「「「いや、それはかなりの大事態」」です」

 まあ、相変わらず呑気な林姉だった。

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