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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第2章
戦闘校舎のフェニックス
第45話 賭け
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めた六人対十六人と言う大差だ。
まあしてや、アーシアは戦闘面はからっきしの為、事実上五人対十六人だ。
部長達が弱い訳じゃない、兵士(ポーン)が複数で来ても撃退はできるだろう、だが僧侶(ビショップ)は分からないが騎士(ナイト)、戦車(ルーク)、女王(クイーン)が相手だとそうはいかないだろう。
確実に消耗は免れないだろう。
アーシアの力はダメージは回復できても、消耗した体力までは回復できない。
そして、そんな消耗した状態でライザーに対抗できるかと言われれば、答えはNOだ。
部長とライザーとの実力差はライザーの方が上手だ。
ましてや、フェニックス家の者には実際のフェニックスと同様の再生能力がある。
ライザー自身、その能力を過信している節が見られるが、それでも強者であることにはかわりない。
消耗していない状態で全員で掛かったとしても、苦戦は免れないだろう。
何より部長とライザーのゲーム経験の差が厄介だ。
経験があると無しじゃあ、状況判断能力や戦況予測などに差が出てくる。
部長もおそらくマニュアルや過去のゲームの戦況を参考に戦術をたてるだろうが、実戦じゃ何が起こるか分からない。
不足の事態や予想外の出来事が起こってもおかしくない。
そう言う状況の対応能力は経験がものを言う。
以上の事から部長とライザーとではあらゆる点で差がありすぎる。
グレモリー家もフェニックス家も部長が婚約を拒否する事は予測していたのだろう。
このゲームは婚約を決めた時からすでに決められたものだろう。
部長はライザーに勝てないと踏んで。
『はっきり言って無理ゲーだな。特訓事態無駄だろうに』
「だから諦めるほど部長達はできてないと思うがな」
『ま、どうせ負ければ諦めるだろうがな。んで?』
「ん?」
『俺に何の用があって話し掛けたんだ?言っておくが、ゲームに勝たせろなんて無理な相談だがな』
「分かってる。そんな事を言う訳じゃねえ」
『じゃあ何だよ?』
「俺と賭けをしろ」
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