第1話 白銀の少女
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「日々鍛錬、鍛錬!」
僕はともかく、人化の練習、爪や術などで攻撃する練習をして戦えるようにした。
(妖怪の居る世界、自己防衛位ぐらい出来ないとな)
この『自己防衛』の為の鍛錬により、とんでもい強さになるのだが…
それから100年あまり-----待て、どれだけ生きて居るんだ?
(妖怪の寿命は知らないけど、末恐ろしいな…)
まだ全然老けてないし、と言うかいつの時代?
そう思うのも無理はない、拓真はまだ人間を一人たりともみていないのだ。…妖魔は何千と見ているが、
蚊「ん?拓真じゃないか!せっかくだし狩りに行こうじゃねぇか!」
彼は蚊(ミズチ)、生まれて50年経ったときに出会った。
飛頭蛮「へぇ〜、俺も参加するか!」(ヒトウバン)
蝟怪「勿論俺もだ!」 (イカイ)
蚊「集まってきたな、行くぞおぉ!!!」
僕を含め、全員が雄叫びを上げ、出発した。
・
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「それにしても、蚊のその水を操る力は恐ろしいな。」
蚊「なぁに言ってやがる、感情を操るお前も対外だぞ?」
そうなのだ、鍛錬している内に蚊の言うように感情を操れるようになったのだ。
この力を利用し、僕は獲物の感情を操ってこっちへ来るようにし向ける。そして飛頭蛮が頭を飛ばして遠くを見渡して合図をし、蚊が水で獲物の自由を奪う。そこへ蝟怪が大量の針を飛ばして獲物の息を絶つ。
これで一度に十匹以上、多ければもっととれる。
「じゃ、蚊これ持ってね。」
蚊「あっ!? そりゃねぇーぜ!」
はぁ〜、楽しい。彼らと生きる、存在意義があるって素晴らしい。 前ではこうは行かなかった。
-----ピュッ
「っ!」
すんでの所で、僕は飛んできた矢を爪で断ち切った。
?「っ、そんな…!」
矢の飛んだ方を見ると、美しい程まで白銀の髪を揺らした小さな少女が居た。
?「! 来ないで、妖魔め-----」
蚊「随分な事してくれるじゃねぇか。 あぁ!?」
ちょ、まるでそれじゃDQNだよ…
「君の名は…八意 永琳だね?」
永琳「!なんで名前を----」
いや、感情を覗いたただけです。
「ふむ、薬草を採っていて、僕達に出くわした。 そして、人外であることを知って恐ろしくなり矢 を放ったと。 他の妖魔に襲われないように安全なルートを案内するから付いてきて。」
永琳「……。」
永琳は無言で此方に来た。
蚊「(今度は人間に情けを掛けるか、本当に妖魔らしくない奴。)」
兎にも角にも、永琳という少女を護衛&案内するのだった。
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