TURN95 マンシュタイン参戦その六
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「共有主義の為でもヒムラーの為でもない!」
「では何の為に」
「ドクツの為だ!私はドクツに戻りもう一度あの国を救う!」
こう言い切る。
「私を支えてくれる友人達と共にな!」
「総統・・・・・・」
「友よ、御前の返事を聞こう」
マンシュタインの顔を見上げて問う。
「ドクツ軍の敬礼は何だ」
「敬礼でありますか」
「そうだ、私にその敬礼を見せろ!」
こうマンシュタインに言う、すると。
マンシュタインは直立不動になり姿勢を正した、そこから右手を斜め上に挙げて高らかに叫んだのだった。
「ジークハイル!ハイルアドルフ!」
「そうだ、ではいいな!」
「はい、ドクツの為に総統の為に」
最早目は戻っていた、かつての目に。
「及ばずながら戦わせて頂きます」
「宜しく頼むぞ」
「はい」
こうしてマンシュタインも戻った、こうしてだった。
ドクツ軍の主な将帥が揃った、ドイツはその軍を見てプロイセンに言った。
「まだドクツには戻っていないが」
「ああ、それでもだな」
「まるでドクツに戻った様だ」
「皆ここに揃ってくれたからな」
「やれる」
ドイツは確信と共に言い切った。
「ドクツに戻れる」
「間違いなくな、勝てるぜ」
「そうだな、それではだ」
「まあまずはソビエトに勝ってな」
「それからだな」
「北アフリカからも攻めてな」
プロイセンにとっては因縁の地だ、だからこそ話に出したのである。
「俺達の国に戻ろうな」
「是非共な。しかし総統は変わった」
ドイツはレーティアのことも話した。
「これまでは一人だった」
「マンシュタイン元帥や俺達のことを友達って言ってくれたよな」
「ああ、確かにな」
「一人じゃない、あの人は」
「そのことがわかったんだな」
「成長された」
友の存在、そして一人ではないことを知る。そのことも大きいというのだ。
「戻られた時のドイツはな」
「これまで以上に凄い国になるな」
「一人では限度がある」
如何にレーティアといえどもだというのだ、幾ら彼女があらゆることに対しての天才でも一人でしかない。
しかし今は違う、それならというのだ。
「共にドクツを支えていける」
「そうだな、俺達も一緒にな」
「ドクツを支えていこう」
こう話したのだった、ドクツ軍は戻るべき者が全て揃った、国の留守を預かるドイツとプロイセンの妹達は別として。
リディアはこの時日本にいた、その日本橋という場所で。
メイド喫茶やゲームショップに入りこう言った。
「うわ、凄いねここって」
「お気に召されました?」
「ええ、とてもね」
笑顔で同行する台湾に返す。
「楽しい場所ばかりじゃない」
「ですよね。食べ物のお店も一杯ありますし」
「串カツいいわね」
リ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ