暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
A's編 その想いを力に変えて
40話:エクセリオンとザンバー
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も炸裂する閃光と金属音に似た音。なのはと管制人格が何度もぶつかり合っている光と音だ。
一旦距離ができ、なのははレイジングハートを構え直す。対する管制人格は、両手に魔力を用意する。
「一つ覚えの砲撃。通ると思ってか?」
「通す!レイジングハートが力をくれてる…命と心をかけて応えてくれてる!泣いてる子を救ってあげてって!」
そう言うとカートリッジが二発ロードされ、先端の一部から桃色の羽根を四枚はためかせる。
「だから、諦めない!絶対に…助け出すまで!!」
〈 A.C.S. , standby 〉
魔法陣を足下に展開し、魔力をレイジングハートへ送り込む。
「アクセルチャージャー起動…ストライクフレーム!」
〈 Open 〉
そして先端の二本の金属部分から、桃色の槍が飛び出す。
なのはの周りで逆巻く風は、次第に大きく、強くうねりだしていく。
「エクセリオンバスターA.C.S!―――ドライブ!!」
一気に飛び出すなのは。それを見た管制人格は片手の魔力を防壁へと変え、防御に出る。
管制人格の盾となのはの矛が激しくぶつかり合い、火花を散らす。
「…届いて!」
だがなのはの言葉が叶ったのか、その均衡もレイジングハートのストライクフレームが盾を突き抜ける事で一変する。
カートリッジがさらに四発ロードされ、ストライクフレームの先端に、魔力が集まり始める。桃色の羽根は、さらに大きくその翼を広げる。
「ブレイク―――」
「まさか…!?」
「シューーーートッ!」
そして放たれるなのはの砲撃。桃色の光が二人を包み込み、大きな音を立てて爆ぜる。
閃光が消えていき、その少し距離を置いたところでなのはは肩を抑えながら浮いていた。
(ほぼゼロ距離…バリア抜いてのバスター直撃…これでダメなら…)
〈 Master!〉
「っ!?」
だが、管制人格もまた、なのはとは別の方向に距離を取って浮いていた。その姿は、バスターの直撃を食らったようには到底見えないものだった。
「……もう少し、頑張らないとだね…」
〈 Yes 〉
遠くの空で一つの雷が落ち、雷鳴が聞こえてくる。
雨も次第に強くなる中、フェイトは一人、雨宿りしていた木の下から出る。
「ありがとう、アリシア。ごめんね……だけど私は、行かなくちゃ…」
「………」
後ろで木に寄りかかっているアリシアを見ながら言うフェイト。
「私には、確かに母さんやアリシアと、一緒に過ごしたいって思うところもあるかもしれない。
でも私は……母さんと約束したんだ。母さんと…あなたの分も…私は……皆と一緒に生きていく。それがどんなに大変でも、辛い事があっても……
母さんとの、最初で最後の―――約
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