第5話
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ンクロウや姉のテマリも、彼が変わったことで仲良くなり、3兄弟の微笑ましい光景が見られるようになった。
そして、さらに1週間後・・・
砂隠れの里のとある場所に人だかりが出来ていた。
その中心にある物は、小さな屋台であった。
その近くに『冷やし中華始めました』と書いてある旗が立っている。
「へい、お待ち!」
そう言って『冷やし中華』を出した人物は、日本語に訳すと『最後の物語』という名前が付いたゲームに出てくるラスボスを彷彿させるような長い銀髪の長身の男であった。
「ナルト、具材を全部切り終えたぞ。」
我愛羅はそういって切ったものを種類毎に分けて大きめの容器に入れて差し出す。
そう、我愛羅の発言からわかったと思うが、アレは『セ○ィロスに変化したナルト』であった。
何故それに変化したかと言うと、『イケメン効果で集客率を・・・!』らしい。
いまナルトが屋台を開いている理由は2つある。
1つは、『我愛羅と里人が仲良くなる切っ掛けを作る』ため。
そしてもう1つは、当初の目的であった『金稼ぎ』であった。
ちなみに、材料費は全部火影持ちである。
何と、あざといことか。
材料は全て巻物に収納して持ってきていたので暑さで腐ることもなく、常に暑い砂隠れでは『冷えていてしっかり食べれるもの』が売れるだろう、という読みは見事的中し、木の葉にいくらか納めたとしても最低5年は食べていけるほどの黒字を叩き出した。
我愛羅も里人とすっかり仲良くなり、この計画はまさしく一石二鳥となったのであった。
材料が底をつき、屋台を閉めたときに丁度、火影から『帰還するように』とお達しがあったことを風影から伝えられたので、早速荷物をまとめて帰ることにした。
里の出入口まで来たとき、風影と我愛羅、カンクロウ、テマリがナルトを見送りに来ていた。
「皆さん、お世話になりました。」
「もう行くのか・・・」
「ああ。でも、また会えるさ。」
「ナルトくん・・・君には、本当に感謝している・・・」
「風影様・・・」
「四代目火影、彼は変わったやつだったが、自然と信用できる人格者だった。
彼はあの当時の影の中では信頼できる人物だったよ、私にとって・・・」
「えっ?」
「だからこそ、嬉しいんだ。
私の息子を変えてくれたのが、あやつの息子の君で・・・」
「・・・・・・。」
「これからも真剣に向き合っていこうと思う。
あの子自身と・・・まっすぐに・・・
本当にありがとう・・・うずまきナルト・・・
少ないとは思うが、これは私からの餞別だ。受け取ってくれ。」
そう言うと、風影はアタッシュケースを4つ差し出した。
ナルトはこれを少し開いてみて、驚愕する。
「エッ!?こんなに貰っちゃっていいんですか!?」
「こ
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