第5話
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「ああー、金が欲しいー。」
ナルトがこんなことをため息交じりに言った。
この発言の数時間前、ナルトはそろそろ一人暮らしでもしようと考えていた。
一見、火影邸での暮らしは何の不自由も無い素晴らしい生活のように思えるが、実はそうではない。
飯は火影専属の料理人が火影の分だけでなくナルトの分も作ってくれるのだが、その料理人が作ってきた飯にナルトの分だけ毒が入っていることがあった。
火影の頑張りで今でこそ回数は少なくなったものの、それでもまだ毒殺される危険があるし、なにより、精神年齢は18歳なのでそろそろニートを辞めないと火影に何か悪い気がしたのもあってこのような考えに至ったのである。
それで早速、火影に許可を貰って、原作でナルトが住んでいた家賃0円のアパートに引っ越したのであったが、ここで問題が生じた。
「さて、食材の買い溜めしに行くかぁ〜
あれ?金がねぇ。・・・・・・しまったぁぁぁぁぁ!」
ということで、今に至る。
しばらく「カネカネカネカネ・・・」と念仏のように唱えていたが、
突然、
「・・・キターーー!神が降りてキターーー!!」
と湯○弁護士ばりに頭を激しく旋回させながら狂ったように叫んだ。
どうやら、何か思いついたようだ。
ちなみに、幸いなことにこのアパートにはナルト以外誰も住んでいないので、壁ドンはされなかった。
「フッフッフ・・・
神は言っている。ここで死ぬ定めではないと!
『思い立ったが吉日。それ以外は全て凶日』だ。
よし、早速行くぞ!砂隠れへ!!」
3日後、彼は砂隠れの里の入り口の前にいた。
早速、門番の人に『通行証』を見せて颯爽と里に入っていった。
ちなみに、『通行証』は当然火影に頼んで書いて貰ったものであるが、もの凄くデレデレした顔で書いてくれたのは別のお話。
ではナルト君、初めて来た砂隠れの里の感想を一言!
「ふぅん、殺風景極まりな〜い♪(キリッ)」
それは言わないで上げて、ナルト君(;^ω^)
里の財布ポイントは0・・・とまでは行かないが、かなり苦しんでるはずだ。
その原因は、砂漠地帯という過酷な環境であることもそうだが、なにより国の軍縮政策が一番の要因であろう。
まあ、我愛羅が風影になって以降は快方に向かうけどね。
さて話を戻すが、ナルトは入るや否や、まず『風』と大きく書かれた建物を探す。
それを見つけると、今度は建物のところまで向かって行き、自分の探している建物であるかを確認して中に入っていった。
どうやら、ナルトが探していた建物は『風影邸』のだったようだ。
最初に発見した職員に声を掛け、『通行証』とともに火影に書かせた『文書』をその職員に見せて、風影の下へ案内してもらう。
「風影様、木の葉の里から客がお見えになりま
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ