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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter32「激戦」
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に迷いなく迫り来るアクセルシューターを振るう。
「……えっ?」
それは誰の声だったか。
ルドガー以外の人間が漏らしたのものなのは間違いないが、誰も自分の口を開いた事すら気付いている者はいない。
そして戦場のど真ん中では目の前で起きた光景になのはは絶句してしまっていた。
自分のコントロールで一斉にルドガーへ迫るアクセルシューターを、ルドガーは手にした骸殻の力で生み出した金色のラインが入った双剣を使い、その場から動かずに目にも止まらぬ剣速でアクセルシューターを捌いていったのだ。全てを片付けたルドガーは地上に降り、なのはを見上げる。
「どうして……どうして私を否定するの!?私は間違った事はしていないのに!」
「勘違いするな。俺はお前を否定なんてしていない」
「え?」
ルドガーの思いもよらない言葉になのはは呆けた顔になる。
「お前の教導のやり方は間違ってはいないし、その目的も正しい」
「なら……」
「だが、お前は肝心な事を言葉で伝えなかった……」
「!!」
なのはが新人達に訓練を通してどのように育ってほしかは、傍らで見てきたルドガーは知っている。
だがそれは数々の修羅場を乗り越えてきたルドガーだから気付けた事であり反発した張本人で、成長途中であるティアナからすれば基礎を固めるだけの単調な訓練だと感じていたかもしれないが、思っている以上に彼女は力を着々と身についていたいた。
「そ、それは……」
「アイツらを信じる信じないかは別の話しだ。人はそんなに器用に出来ている動物じゃない……言葉でしか伝えられないものもある」
ルドガーは言葉でしか伝えられない物もあると説きながら、言葉でなのはを止めようと動く。
「……ルドガー君に私の気持ちなんてわからないよ」
レイジングハートを構え、魔力を収束させ、威力と射程を犠牲にする事でチャージ速度を短縮できる砲撃魔法、ショートバスターを撃つ。
「ゼアッ!」
ルドガーはショートバスターへ恐れる事なく飛び、双剣から“鍵”の力を具現化した槍を手にすると、ショートバスターを斬り裂いた。
そして爆煙を潜り抜け、その先にいるなのはを狙う。
「?」
しかし、そこになのはの姿はなかった。
辺りを見回しくまなく探し始めて直ぐ、複数のアクセルシューターによる襲撃を受け応戦する。
「シュータの類いは俺に通用しな---」
順調にアクセルシューターを捌いていた時突如、ルドガーの向かい側にある廃ビルから、桜色の光が溢れ出しルドガーを飲み込み。
「壁抜き!?くっ!」
光の正体はなのはに砲撃魔法で威力のあるディバインバスターだった。
アクセルシューターによる襲撃は、ルドガーをバスターの射程内に誘い込む役割
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