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魔法少女リリカルなのはStrikerS 〜賢者の槍を持ちし者〜
Chapter32「激戦」
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訓練場ではフェイト達が見守る中、未だルドガーとなのはの激しい攻防が続けられていた。
計32発の桜色の魔力弾、アクセルシューターがなのはがレイジングハートを振るい、ルドガーに向ける。術者のコントロールにより、アクセルシューターは一斉にルドガーを襲い始める。
迫るそれらをルドガーは冷静にバク転や側転で躱し、当たり損ねたものは地面へと着弾し、無数の爆発が起きる。
それはルドガーが全てのシューターを紙一重で避けたことを示していた。
(やっぱ戦況はこっちが不利だな)
シューターにより立った煙を利用し、動きを止め態勢を整える。
戦うと決めた時から自分が不利になるのは予想がついていた。
相手は空を飛べるに対してこっちはその逆であり、どうしても後手にまわってしまう。
(俺も飛べない訳ではないけど、できれば使いたくはない)
骸殻の力を利用すれば、ある程度は空を飛ぶ事も可能ではあるが、ルドガーはできれば使いたくはない。
時歪の因子化が進行するのも理由の一つだが、それ以上になのは相手に空戦経験が皆無に等しいルドガーが彼女の土俵で戦っても、逆に今以上に追い込まれしまう可能性が高い。
あのアクセルシューターの速度はルドガーの身体能力を持ってしても、避けるのが手一杯。
あの状況から反撃の糸口を見つけるのは至難の技であり、空中で周囲を囲まれたら地上以上に避けるのはハードになってくる。
「ゼロディバイド!」
煙から飛び出したルドガーはクランズオートで、宙にたたずむなのはに青い誘導弾を放つ。
迫る攻撃を目の前に、なのはは防御魔法を展開しゼロディバイドを防ぐ。
「!!」
しかし、誘導弾はなのはを避けるように頭上へとそのまま飛んでいった。
この距離であのルドガーが外した事に彼の実力をよく知るなのはは目を疑うが、考える間もなく高く飛び上がりクランズウェイトを振り下ろそうとするルドガーが視界に入り、防御魔法で対応するために動く。
「ソート・ラルデ!」
《Protection powerd》
凄まじい衝撃の余波と、火花散る中、敵意を向け合う2人。
その最中力が均衡する状況をなのはが破る。
《Barrier burst》
「!?」
レイジングハートが声を発っして直ぐ、それまでクランズウェイトからなのはを守っていた防御魔法が爆発し、爆風が舞い上がる。
その爆風に巻き込まれたルドガーは廃ビルの一つの窓ガラスに吹き飛ばされる。
「手応えは---」
バリアバーストの手応えを確かめていた刹那……それはなのはの背中に直撃する。
完全に不意を討たれた一撃に今戦闘中初めて狼狽を顕にするなのは。
「うっ……な、何が……!」
体勢を整えながら、背後
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